麻酔は怖い
2010年05月31日(月)
先々週の月曜日ごろから桃之輔、口の中がかなり痛いらしく、食事がまったく摂れなくなってしまった。それ以前にも時々、痛そうな様子を見せてはいたことがあったけれど、モモももう11歳、歯が抜けそうで痛いのかもぐらいに思って、やり過ごしていた。ところが金曜日あたりから、一口食事を口に入れた途端、口の中をひっかくような仕草を見せてビュンと2階に逃げてそれきり。
福太郎の時も寿々の時も、口を痛そうにしているからと病院に連れていき、そのまま容態が悪化して悲しい結末を迎えているので、病院に連れて行く決心がつかない。でも、このまま食事をしなければ早晩体力を失ってしまうだろう。意を決して病院に行くことにした。口の中を診た獣医さん、ステロイドを一ヶ月以上使えば糖尿病を発症することもあるし、これは手術をして奥歯を抜いてしまうのが一番の方法ですと言う。
心配だったのは全身麻酔。この年齢で全身麻酔をしても大丈夫ですか?と質問すると、年齢は関係ありませんと自信たっぷり。あれっ?ついこの間の美意子の抜歯の時には、麻酔は怖いので鎮静剤にしましょうって言ったばかりじゃない。なんだかなあと思いつつ、後は運任せということにして、翌日の昼、改めて手術のために病院にモモを連れて行った。ただし、ものすごく臆病な子なので入院はとても無理、夕方、麻酔が覚めた段階で連れ帰る約束をした。
麻酔が覚めたという電話を頂いて、連れ帰ったのが午後6時ごろ。帰宅すると、モモは怖くて怖くてたまらないらしく、ケージから出ると、まだ麻酔が抜けていないらしい後ろ足をからませながら、全力疾走で二階に上り、また二階から降りてくる。足がまともに動いていないから、降りてくるというよりは落ちてくるといったふうで、怖くて見ていられない。
このままでは危険だし、手術をしたばかりの体に負担をかけるわけにはいかないからと、大型のケージを組み立てて中に入れたら、今度はケージが怖くて大パニック、保護したばかりの野良猫状態になってしまった。仕方なくケージから出すと、普段入っているカゴに飛び込んでいった・・・までは良かったが、カゴの中に入った途端、瞳孔が開いたまま意識がなくなり、倒れてこんでしまった。体温も低い。モモ、モモ、だめよ、死んじゃだめなんだからね!と叫びながら体をゆすっても反応がない。
大慌てで獣医さんの携帯に電話をすると、本当は3日から1週間は入院してもらって経過を見る必要があったので、もし異変があったら(って、もう異変だと思うんだけど)今、遠くにいるけれど、夜中でもすぐに帰って診るようにしますから連絡をください、と。
こうなったらネット、ネット。モモを傍らにその様子を見ながら、麻酔について調べてみると、麻酔が覚めずにあわてた飼い主の話がワンサカ。3日間意識が戻らなかった話や、意識は戻ったものの脳に障害が残ってしまったという話、挙句、意識が戻らずに死んでしまったというケースまであって、果たしてモモはどうなるのかと。
暗澹たる気持ちになりながら、それでもなんとか気持ちを奮い立たせ、夜中の3時ごろに、モモちゃん、がんばって生きるのよと、口元にモモの大好物のお刺身を持ってゆくと、真っ赤な舌を出してペロっと舐める。よっしゃ、これで生還だ!…けれど、モモが元のモモに戻ったのはそれから1週間以上経ってから。
その間、反応は鈍く、ここはどこなんだろう?と、そんな顔つきのまま家の中をうろついていた。そんなモモを不審に思ってなのか、明美がモモにむかってウゥウーと唸る。福太郎でも背後にいたかしら?今はもうすっかり口の痛みはなくなったらしく、パクパクと食事をしているけれど、以前のモモより若干口数が少ないのが気にかかる。麻酔は怖い。もう、よほどのことがない限り、麻酔の必要な手術はお断り。
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写真:長毛の子をトリミングする時には麻酔をすることが多いのだとか。里音はやっとブラシをかけさせてくれる子になったので、せっせとブラッシング。麻酔なんてとんでもない!
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プロフィール
鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。
Cast

樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。
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