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タゴちゃん、家猫になる

2011年07月15日(金)

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タゴちゃんをやっと保護した。すでに10匹の先住猫がいることもあって、1匹増えることには少なからず抵抗があったし、オス猫だから他の猫との折り合いがつかなかったらどうしようという思いもあって、これまでなかなか決心がつかないでいた。私の用事が重なっていたこともあるので仕方がないけれど、震災から4ヶ月も経過してしまった。

絶対に入れようと決心したのは、私の住む市が公表した7月の放射線量の数値を見てのこと。我が家から1キロほど離れた公園で0.30マイクロシーベルトという数値が出て、これ、巷間騒がれているホットスポットに近い値になる。おまけに先月よりも数値が上がっていて、ということは、想定していたことではあるけれど、今なお福島から放射能が飛散し続けているわけで、今後数値が下がることはまずありえない。放射能を浴びるダメージは、人間の場合若年層のほうがずっとが大きくなるが、犬や猫も4歳ぐらいまでが危険だということを、ある獣医さんが書かれている。タゴは4歳、このまま外に出しておいていいはずがない。

月曜日の夕方、いつもごはんをあげる時間に庭に出ると、お向かいの家の庭から悠然とタゴが姿を現わした。暑い日はお向かいの庭の涼しい木陰で寝転がっている。事前に出しておいたケージの中にポイと放り込み、その足で動物病院に直行して血液検査と検便、ノミ取りをお願いした。

診察台の上に乗せられても暴れるでもなく、お尻に体温計を突っ込まれても平気、駆虫剤を口に入れられても素直にゴックン。獣医さん「本当に4年もノラちゃんしてたんですか?いい子ですねえ、ノミもいないみたいだし、便には猫鉤虫が見られますがすごく少ない」と。血液検査の結果もまったく問題なく、めでたく飼い猫に昇格と相成った。

家に連れ帰り、放射能が心配なので、濡れたタオルで全身隅から隅まで何回も何回もふき取った後(本当はシャワーで洗いたかったのだけれど・・・)、ノミと鉤虫が他の子に移らないようにケージに入れ、ひとまず一室にお閉じ込め。実はここからが大変で、一晩、二晩、三晩鳴き続けて、まあそのうるさいことといったらない。ご近所に聞こえないように窓という窓を締め切り、耳栓をして寝たものの安眠にはほど遠く、すっかり寝不足で、日中頭がボーッとしたまま。ただでさえ夏バテしそうなのに。

人も猫も大変だった3日間を乗り越え、ようやく昨日から自由の身となった。みんなの反応はといえば「無関心」。多頭飼いのせいなのか、新しい猫には特別の興味もないらしく、ふんふんと一応鼻を突き合わせてはみたけれどそれきり。猫たちの生活ぶりは昨日までとなんにも変わらない。タゴはまだ落ち着かず、ニャ~ゴ、ニャゴ~ンと叫びながら部屋をうろつきまわっているが、根っからの平和主義者のようで誰と喧嘩するでもなく、まっ、このまま後は時間をかけて慣れてもらうだけ。

かわいがってくれていたお向かいの奥様に「トラちゃん(この家ではそう呼ばれている)、家の中に入れたから心配しないでね」と電話をすると、「主人も可愛がっていたから寂しがるわ。でも家の中で飼ったほうが安心だものね、よかった、ありがとう」と。気がかりなのは、もう一軒タゴをかわいがってくれていた家があっただろうこと。時々、きれいに拭いてもらったような形跡があったし・・・心配していやしないかしら。

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写真:すっかりリラックスしているタゴ。こうやって家の中に入れてみると、ノラちゃんの顔丸出しだわねえ^^; 
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ガイガーカウンター

2011年07月23日(土)

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ついにガイガーカウンターを購入した。ロシア製の「SOEKS 01M」。3月11日の震災の翌日、夫がネットでガイガーカウンターを注文したけれど1週間経ってもなしのつぶてで、注文を受けたという確認メールも来ない。問い合わせようと思って改めて注文先の住所を見てびっくり、そこは津波に根こそぎ流されてしまった町だったそうだ。最近になって、会社は津波に流されてしまったものの、社長さん以下社員全員無事だったことがわかって一安心。

その後は、ガイガーカウンターを求める人たちが急増してどこも売り切れになってしまった。もういいかと思い始めていたのだが、つい先日、ネットで公表されたこの地域の放射線量の数値がホットスポットに近い数値を示していて真っ青。おまけに5月よりも6月のほうが数値が高くなっているのだもの、このまま指をくわえて見ているわけにはいかない。夫は絶対にプルトニウムも漏れているはずだからα線まで測れるものを買おうと主張したけれど、とりあえず我が家の数値がわかればいいという化学音痴の妻の意見に屈し、値段もお手ごろで評判もまずまずというSOEKSを購入することになった。

届くまで、通信簿を貰う前の子供のような気分。高い数値が出たらどうしよう、低い数値だったら安心できるのにとソワソワしていたが、実際に測ってみて想像以上の高い数値にがっかり。なんだこりゃぁ!正直、こんなに高い数値を示すとは思ってもいなかった。震災から3ヶ月、あちこちの地域で数値が下がり始めているというのに、我が家の前の道路は0.4マイクロシーベルト、家の中でも0.2マイクロシーベルトという数値がはじき出される。ホットスポットと言われている地域でもないのに・・・。

数値があまりにも高く出るので、もしかすると製品の特性かもしれないとネットで調べてみると、案の定SOEKSはγ線だけではなくβ線も拾ってしまうため、数値が高めに出るという。10回計測して平均値を出し、その数値に0.772をかけると精度の良いガイガーカウンターとほぼ同じ数字になるというので、早速この計算方法で数値を測りなおしてみたけれど、安心できるほどの数値になんてとてもならない。外はやっぱり0.3μSv/hあたりをウロウロしているし、家の中は0.15μSv/hから0.17μSv/hぐらい。近くに公園があって、そこはなんと0.4μSv/hという数値になる。

チェルノブイリでは0.232μSv/h圏内が立ち入り禁止、 0.4~0.5μSv/hだと「廃村」ということになるらしいから尋常ならざる数値。それなのに当の公園では普段と変わりなく子供たちが遊んでいて、この30日には夏祭りまでやるという。子供は大人に較べて放射性発ガンに関する感受性が高い(大人の4倍?)というのに、親ごさんは心配じゃないのかしら?これだけ高い数値だということを知らないのか、あるいは「ただちに害はない」だのなんだのという国の安全基準を信じていたりして?

東京都内7区では、0.25μSv/h以上の公園は除染が終わるまで立ち入り禁止に、(千葉県)野田市では0.19μSv/h以上の施設は立ち入り禁止措置が取られたという。住民や行政(とくに住民)の放射能に対する危機意識が対処に大きな差をつけているようだ。我が市も放射線量の測定はしたものの、高い数値を出した地域にどう対処するのか、そのことについてはまったく触れられていない。数値を公表しただけで「仕事をした」気になっているのかも。

家の除染については、部屋を徹底的に掃除することで数値を下げることができるというので、ガイガーカウンター購入以来、濡れ雑巾片手に家中を拭きまくっている。その甲斐あってか数値は徐々に下がりつつあって、目標値まであとひといきふたいきといったところ。まずは数週間の徹底した掃除を行い、その後は毎日掃除を欠かさないというのが数値を下げるコツらしいから、掃除が趣味でつくづく良かったと思う。

きょうは近所の造園屋さんがきて、悪評高き庭の芝生を根こそぎ剥いでいってくれた。背の高い樹木も剪定してもらい、庭も僅かながら数値が下がった。明日は家の外壁と2階のベランダを洗ってみるつもりだけれど、それでどこまで数値が下がるか。

それにしてもです・・・まさか自分が放射能と闘うことになるなんて夢にも思っていなかった、グヤジイ~~ッ!

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写真:当初、ガイガーカウンターが0.21μSv/hなんていう数値を室内で出してくれちゃってびっくり。福島の原発、いったいどれだけ放射能を出しまくってるわけ?

さっちゃん、人間の世界ではね、「嘘つきは政治家の始まり」って言うのよ。よっく覚えておこうね。
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プロフィール

鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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Cast

樹里絵
樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔
桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子
亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美
真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子
美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々
奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。

明美 にゃ三郎 小牧
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音
里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々
寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎
福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。

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