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動物の虐待と保護、アメリカVS日本

2010年04月02日(金)

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昨日、CSの『アニマルプラネット』で、アメリカ・ニューヨーク州の「動物警察」の活躍ぶりを観た。途中から見たので、虐待された犬を飼い主から複数保護している様子、40匹という多頭飼い崩壊現場から猫を保護する様子、殺し合いの喧嘩をして生き残った1匹の犬を保護する様子の3件だけ。どれも、悲惨な飼育現場から次々と動物たちが保護され、保護された動物たちのうち、病気のあるものは手厚い治療を受け、その後貰い手を探すという活躍ぶりに思わずため息。

へえ、すごい、さすがアメリカだわねえ(って、何がアメリカだかわからないのだけれど、ご多分に漏れず、日本人の悲しい性からは抜け出せず、無意識のうちに「やっぱり外国はすごいわねえ」と思っているワタシ。しかもアメリカに…ね、卑屈)。翻って日本の行政はどう?保護とは名ばかり、「不用犬」だのなんだのと、非情無情な言葉を使って動物の生きる権利を奪い取り、酷い手段での殺処分を繰り返している。動物愛護に対する姿勢が違いすぎる。

…そう思ったのだけれど、ネットで調べてみると、アメリカの行政による動物愛護の事情も日本のそれと大して変わりはないようで、それどころか、日本では現在のところ年間30万頭ほどの犬猫が殺処分されているけれど、アメリカでの殺処分数はその10倍、なんと300万頭から400万頭にも及ぶという。このうちの約25パーセントが純血種だというから、ブリーダーと純血種を欲しがる人々の悪の連鎖が多くの不幸な犬猫を生み出しているという事情も、日本とまったく変わりがない。

そうした中で、少しでも不幸な動物たちを救おうというのが、「アメリカ動物虐待防止協会」(ASPCA : The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals)=「動物警察」。この団体は行政からの資金提供は一切受け付ておらず、すべて支援者からの寄付金で運営されているのだそうだ。「動物警察」のすごいところは、動物虐待者に対して逮捕権限を有している職員がいるということ。日本にも動物愛護法はあるけれど、虐待などに対してはほとんど無力。

現行法では、所有者のいる動物が虐待された場合は「器物損壊罪」(親告罪)として捜査・立件されるものの、「器物」としてしかみなしていないというお寒い愛護意識。実際身近でも、老いて動けない犬が真夏の炎天下に放置され続けていて気を揉んだことがあるが、それをなんとかしてあげたいと行政に通報したところで、虐待と認識し、飼い主に飼い方の指導なりなんなり、そんな積極的な動きをしてくれるとは到底思えない。そんなことを言われるぐらいなら保健所に連れて行きます、なんていうことになったりして。

アニマルプラネットでしばしばこの団体の活動が取り上げられたことで、アメリカ国内では、動物虐待などに対する意識に少しずつ変化が見られ始めているのだとか。日本でもこうした団体が生まれてくれることを切に願うのだけれど、日本でアニマルポリスを作ろうと呼びかけていた組織も、なにやらの事情で頓挫しているみたいだし、行政が今後、率先して動物保護に乗り出すとは思えないし…。

そういえば鳩山首相の夫人、幸さんも無類の動物好きだったような。チャラチャラとファッションショーに登場したり、韓国の俳優さんと遊んでいないで、少しは世の中のため動物のため、体と資産をお使い遊ばすお気持ちにはなれないかしら?目指すは「マザー・テレニャ」、いいと思うんだけどなあ。

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写真:両猫とも、ブリーダーの遺棄だろうと獣医さん。里音はスコティッシュ・フォールド、子供が産めなくなってお払い箱。真美はペルシャ、摂食障害でお払い箱。命を何だと思っている?
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コメント一覧(4)

日本の行政はお粗末だと思いますね。
戦後、急成長した歪が出て来ている感じがします。
ひと昔は日本ももっと動物にも優しかったですよね?
アニマルポリス、出来て欲しいです。

金儲け主義のブリーダーさんを先ずは何とかして欲しいですね。

なかちゃん | 2010年04月02日 22:42

なかちゃんさま
昔は野良のワンちゃんや猫ちゃんの姿をしばしば見かけました。
子連れの母犬を見たりすると胸が潰されそうに・・・。
そういう状況を見て、
子供心に「かわいそうに」と思う気持ちが育ったりしたのですよね。

今は人間中心、人間が快適に生きるためなら、
どんな犠牲も許されるといった風潮があります。
命の重みが実感できずにいるは、
なかちゃんさんが書かれていらっしゃるように、
高度成長が「イノチ」よりも「モノ」を偏重する
そんな世の中にしてしまったからなのでしょうね。

「命」は売買するものではない・・・という意識を育てれば、
ブリーダーさんも廃業するしかないのですが・・・。

ジュリママ | 2010年04月03日 20:06

こんばんは。
先日はコメントいただきありがとうございました。
またご訪問が遅くなり申し訳ありません。

動物愛護法なんて形だけで
実際に虐待で警察が動くのはごくごく一部という
悲しい現実ですよね。
人も動物も同じ生き物なのに
なぜこんなに扱いが違うのかと不思議に思います。
私もアニマルポリスには大賛成です。
動物専門の警察が出来れば日本人の意識も
変わってくると思います。
まずは、命の売買から制限してほしいです。

| 2010年04月03日 23:11

姉さま

ご多忙の中、コメントをありがとうございます。

ほんと、
日本人の動物愛護の意識を根底から変えたいですね。
「アニマルポリス」、組織を立ち上げる段階での、
志の高い篤志家の出現が待たれます。

ブリーダーさんから買うのではなく、
保健所などから貰ってきて欲しいといつも思っています。
すべての犬猫の命が救えるのにと・・・

ジュリママ | 2010年04月04日 21:00

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鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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