今年のお正月は、猫と風邪で明けました!
2010年01月08日(金)
♪明けましておめでとうございます♪
年が明けてすでに8日が経過。1月31日から一週間「胃腸風邪」にやられてダウンしていたので、なんだか日が経つのがとても早く感じられる(年のせいじゃないって)。お正月に徹底的に飲むつもりで意気込んで用意した、ワインもシャンパンも日本酒も焼酎も手つかずのまま、お餅も元旦にお雑煮で3個食べたきりという、前代未聞の侘しい年明けになってしまった。でもまあ、風邪で良かった。
まさか、風邪を引くなんて思ってもいなかったから、食欲が一切なく、だるくてただひたすら寝ているだけの自分がなんとも不気味で、過労だろうと思ってはみるものの、心のどこかに、年貢の納め時かもしれないと、お正月早々ロクでもないことばかり考えたりして。
それでも母(←猫の母)は強し。起きるのがやっとだというのに、猫のトイレ掃除は一日も欠かず手も抜かず、真美ちゃんは命がかかっているから、強制給餌も朝と晩。夫の食事は「ごめんなさい」で済むけれど、猫たちには一切の言い訳が通用しないから、這ってでも面倒をみなくちゃならなくて、これは結構辛かった。人間の子の母親にはならず、「ない子で苦労はしない」はずだったのに、世の中そうは上手くいかない。猫の母としての苦労を味あわされることになってしまった。11匹もの偏屈猫どもの。
病んでみて改めて、11匹の猫を飼うということがいかに大変なことかを実感。世話をすることが大変というより、もし我が身になにかあれば、この子たちは確実に路頭に迷う。人間なら、親を失くした子には行政が手を差し伸べるけれど、猫の場合、行政が差し伸べる手と言えば「処分」。だから「飼い主になってあげる」なんて大見得をきった以上、11匹の猫の命を守るためにも、なんとか長生きしなくちゃならないというわけ。責任重大。
とにもかくにもすっかり元気回復したのだから、このまま長寿への道まっしぐら。この週末にはお酒も飲めそうだから、改めての新年会、夫と猫達11匹で賑やかに過ごすことにしよう。今年一年、家族みんなが健康に過ごせますように!そして、ずっとずっとこの幸せが続きますように!!
写真(上):里音。夜中、ヒトの頭の上に被さってグルグルグルグルと喉を鳴らし続けるので、寝不足に・・・。長毛なのにブラシが嫌いで、困ったなあ。
(写真(下):にゃ三郎と明美。平和ですよね、猫のいる風景って。
森も自然も命もろとも・・・
2010年01月15日(金)
私の住んでいるところはイ・ナ・カ。まだまだ自然がたくさん残っていて、寒い冬がようやく通り過ぎる頃には、ウグイスの鳴き声で目が覚め、それからもう少し経つと、ホトトギスの声。文化からはほど遠く、目の保養になるような贅沢品も、この付近では一番垢抜けていると言われている「デパート」に行っても、お目にかかることはできないけれど、野鳥の声が間近で聞けるなんて、いまどき最高の贅沢かもしれない。
ところがここにきて、東京への(かろうじての)通勤圏内ということもあって、中途半端な郊外は、「開発」の名の下に、どんどん自然が破壊され始めている。ついこの間までは道路脇の深い森から野ウサギが飛び出してきたり、たぬきの親子が姿を見せたりしていたのに、今ではその森もすっかり姿を消し、酔っ払って帰ってきたら、どこが自分の家かもわからないほどそっくりな西洋ふうの家々と、高層マンションやホームセンター、ペラペラの建材にどぎつい色のペンキを塗りたくった、ぺらぺらのファミリーレストランが建ち並ぶ。まるで、追われた動物たちの墓石みたいに。
我が家のすぐ側にも鉄道が延びてくるとかで、工事の真っ最中。不便でも良いから自然が欲しいと思って転居してきた身としては、駅が近くなることなんて、朗報でもなんでもない。それよりも、深い森の木々が根こそぎ倒され、赤茶けが土が丸見えになっている光景を見ることのほうがずっと辛い。そんなある日、「イノシイが出没しているので注意してください」という広報が流れてきた。深い森を削られ、棲家を追われたイノシシが人里に現れたのだろう。あの巨体だもの、逃げ隠れすることなんてできるはずもなく、だから早晩命を失うに違いない。憐れでならない。
人の住むところに出て来ちゃいけないよ。お願いだから、人里離れたもっと奥の森に逃げておくれ。なんとか命永らえておくれ。そんなことを思っていたら、14日に鳩山首相、首相官邸で開かれた温室効果ガス25%削減に向けたイベントで、こんな挨拶をされたそうな。「いま1日100種類の命が失われている(…)人間が存在しているからこそ、このような地球になっていることを謙虚に認めなければならない。」
<写真(上):我が家のシロウサギは安泰。>
二人の友人
2010年01月24日(日)
CSのシネフィル・イマジカで、モーパッサンの短編集を映画化したものが連日放送されていた。どれを観ても、モーパッサンの小説ってこんなに不条理な世界だったかしらと、「猫だまし」にでも遭ったような気分。もう何十年も前に読んだきりで、すっかり忘れてしまっているのだけれど、もっと平易な内容だったような…。そうかあ、そうだわねえ、フランスだものねえ…すんなりとはいかないか。
都合6篇見たうち、一番印象に残ったのが『二人の友人』(原題『Deux amis』)。大の釣り好きだった二人の友人の話。日曜日ごとにマラント島に出かけ、釣り糸を垂れていた時計屋のモリソーさんと小間物屋のソバージュさん。普仏戦争が勃発して釣りどころではない毎日。そんなある日、パリの場末の大通りで二人は偶然に再会、これが二人の友人の運命を大きく狂わせてしまうことになる。危険を冒して釣に出かけた二人を待ち受けていたのは「死」。プロシア兵に捕まり、銃殺され、石を足にくくりつけられて川に投げ込まれる。その死体は寄り添うように川の流れに消えてゆく、というそんなストーリー。
原作では、二つの死体は「石の重さで足を先にして、突っ立ったまま河の中に沈んでいった。」(新潮文庫・青柳瑞穂訳)とあるけれど、映画ではそれほどぶっきらぼうに、死が表現されてはおらず、二人の友人というその題に含みを持たせた、なんとも言い難いラストシーンが演出されていた。罪なき二人の市民が戦争に巻き込まれ、無造作に殺され捨てられるその物語は不条理そのもの。言いようのない、うっすらとした恐怖が全体を覆っていて、観終わった時に胸に残る、なんとも言い難い感情。
ちょうどマスコミは「小沢事件」で大騒ぎ、罪なき人を罪に陥れ、虐殺を重ねながら思想統制を行っていった特高警察の、その動きにそっくりな検察を不気味に思っていたから、川に投げられた死体2つが妙にリアルに思えて仕方がなかった。「小沢事件」を政治と金の問題だけだとして小沢氏を断罪すれば、検察に、いくらでも検察の思うがまま、政治を動かせるという特権を与えてしまうことになる。
政治家が脛に傷のないはずもなく、だからそのひとつふたつ、犯罪とも言えないほどのすり傷を、さも重大な犯罪のように仕立てあげれば、政治家なんて、簡単に失脚させることができるというわけだ。検察次第で戦争勃発は思うがまま。挙句、川に浮かぶのは国民。
「友人二題」?・・・いえいえ、友人よりもはるかに濃いつながりです。
写真(上):樹里と明美は義理の母子(子のほうがずっと大きい)
写真(下):寿々とにゃ三郎は義理の姉弟(弟のほうがずっと大きい)
ハズレの獣医さん
2010年01月31日(日)
15歳になったばかりの寿々ちゃんが、布団の上で終日ぐったりしていた。なぜか他の猫より数段歯が弱く、今ではすっかり歯の抜け落ちたおばあさん猫になってしまっているのだけれど、それでも普段は若いものに負けていない。一階と二階を猛スピードで行ったり来たりして、その合間に、夫の仕事場のドアの前で「ウエ~ン(入れてちょうだい)」と訴える。
それがここ数日静かで、夜、寝ている夫の頭の上をトントンと歩き回り、最後に爪で鼻をひっかけて怒られるというシーンもなかった。大変大変と、大慌てで病院に連れていったものの、その日は「ハズレ」。この病院には、やり手の獣医さん一人と、頼りない実習生もどきの獣医さんが数名いるから、きょうは当たりかしらハズレかしらと、競馬にでも行く時のような気分(←競馬はやりませんが)。で、ハズレ。トロいんだわ、この獣医さん(女性)、おもわず後ろからネジを回したくなる。
聴診器を当てず、体を触らず、体温も測らず、口だけアングリ開けてみて「ちょっと腫れていますね、風邪かしらん?」と首を傾げる。「とりあえずインターフェロン打っておきますぅ~。で、抗生剤は一回打てば2週間効果が持続するというのにしますぅ~?」と聞いてくるので、「もし他の病気だとわかった時、他の抗生剤が使えないなんていうことになると困るから、錠剤を出してください」と、素人判断で適当に答える。治ったら、薬は即ストップしたいし。それよか獣医さん、体温とか計らなくていいの?
そんな頼りない診察だったけれど、それでも2日して寿々ちゃんは回復した。歯がまったくないので満足に食事ができず、弱ってしまって抵抗力がなくなってしまっていたのかもしれないと、11歳以上、13歳以上、15歳以上用という猫の缶詰とお刺身をたくさん買ってきて、ねえ、これ食べる?これ食べる?一日でも長生きして欲しいから飼い主は必死。
我が家のノルマは最低18歳まで生きること、で、20歳が理想。たった11歳で死んでしまったフクちゃんは、約束を破ったおバカさん。
写真(上):写真ではわからないけれど、歯のない口元は人間のおばあさんのようにちょっと梅干気味。寿々ばあさん、大切にしてあげるから、うんと長生きしてね。
写真(左):小牧は家庭内ノラちゃん。全員が風邪を引いたとき、この子にだけ薬をあげることができず、長引かせてしまった。せめて触れるまでにしようと日々努力しているのだけれど・・・。早く慣れておくれ~っ!
プロフィール
鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。
Cast

樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。
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