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マリちゃん、幸せになろうね!

2009年09月04日(金)

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マリちゃんの里親さん、ご近所の方たちといろいろ手分けをして友人・知人をあたったけれど、動物好きはすでに犬なり猫なりを飼っているから、なかなか貰い手が見つからない。

毎朝6時半に、「マリちゃ~ん」と呼ぶのがここ数週間の日課だった。私の声を聞きつけて、お向かいの塀から「アイ!」とお返事をして顔を出し、優雅に体をくゆらせながら我が家の庭に来る。大きな缶詰一缶をゆっくりたいらげて、またお向かいの庭に戻るマリ。

マリちゃんは外猫向きじゃない。タゴちゃんやクウちゃんのように、外で生きてゆける逞しさなんてどこにもないし、それどころか、どこぞのお嬢ちゃまがシモジモの生活をちょっと覗きにきたといった雰囲気。早く家の中に入れてあげないと、少しずつ寒くなってくるし、どうしたものか…。けなげに生きるその姿が哀れ。

ついに『里親募集』への掲載を依頼した。見ず知らずの方に里親になって頂くのはものすごく勇気がいるけれど、マリちゃんならきっといい方にめぐり会えるに違いないと、そんな予感もあって。即日、多くの方から里親希望のメールを頂いた。いつか必ずご縁のある里親さんに出会えるだろうと確信、本日急遽、動物病院行きを決心し、健康診断とワクチン接種&避妊手術をすることにした。里子になる準備。

「マリちゃん里親探し大作戦プロジェクト」の最終メンバーはご近所三人。そのうちの一人のお向かいさんに「きょうでお外は終わり。これから病院に連れて行き、かわいがってくださる里親さんとのめぐり会いを待つことにしましょう」とお話ししてマリちゃんを保護。「幸せになってね」とお向かいさん、マリを撫ぜながら涙をポロポロ。

2軒先のご夫人は、「本当はいつでも見に行ける範囲の人に貰ってもらいたいけれど、そうもいかないものね。ああ心配心配…」と、真剣な顔。そして「これ、カンパ」と、病院でかかる費用を供出してくださった。感謝、感謝!

動物病院に連れてゆくとお若い女医さん、「かわいーっ!」と黄色い声を発し、診察の間中目尻が下がりっぱなし。看護士さんも、かわいいと抱きしめて離さない。うーむ、確かに、外で見ていた時よりもかわいい。愛くるしい顔、人を信頼して疑わない目。院長さんも出てこられ「これ、たぶんスコティッシュフォールドの純血ですよ。スコテッシュの中でも、これだけ耳の折れているのは3分の1の確率でしか生まれないんですよ」と。

それなら何で捨てられたの?迷子?引越しで置いていった?ブリーダーが、もう売れる子は産めないからと捨てたとか?(ブリーダーにとって猫は「産む機械」。耳が折れずに生まれた子の運命って・・・)実は・・・ちょっと小さくて愛くるしい風貌だったので、てっきり生後5~6ヶ月だと思っていたら、歯と爪の感じから推定年齢は4~5歳だろうという、お医者様の驚愕のお言葉。どうりでケージに入れてもバタバタするわけでもなく、抱けばグルグルと甘えっぱなし。人間との生活にかなり慣れているふう。

血液検査の結果はすべて正常。でも、後ろ足の関節が少しだけ変形しているような感じがすると言う。これはスコティッシュにありがちな骨の形らしく、人間の好みに体を作り変えるから、体に無理がきているのだとか。真美と同じね。真美も、鼻が潰れれば潰れるほど美形という、人間の歪んだ美意識の犠牲になって、一年中お鼻がズビズビ。

それにしてもマリちゃん・・・やれやれ、子猫じゃなかったんだ。「大人の猫さんを貰ってくださる方なんているかしら」、そうつぶやいたら看護士さん、「これだけ可愛いんですから、絶対に大丈夫ですよ」と。そうね、確かに看護士さん、職務を忘れていとおしそうにずっと抱きしめたままだもの。

あせらずに、マリを終生大切にしてくださる方を探します。せっかく助けた命、絶対に幸せにしてあげなくちゃ。マリちゃん、幸せを掴もうね!里親になってくださるご縁のある方、どうぞマリちゃんをよろしくお願い致します。


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里親さん見つかりました

2009年09月08日(火)

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マリちゃんの避妊手術 も無事済み、昨日退院。うんと小さいけれど、4匹の仔が既にお腹の中にいたそうだ。他の子の時より幾分傷口が長目にみえるのは、たぶんそのせいなのだろう。この地に姿を現したのが7月下旬頃だったから、1ヵ月半のノラちゃん生活。子猫だとばかり思って油断していたけれど、こんな美女だもの、男猫さんたちがほうっておくはずがないか。

線路のような傷口は痛々しいけれど、本ニャンは平気の平左、縫い目からチョンチョンと出ている糸を気にして舐めることもなく、だからエリザベスカラーも絆創膏も必要ない。とにかく悠然としている。診察室に入り「マリちゃん、いい子にしていましたかぁ」と声をかけた途端、グルグルグルグルと喉を鳴らして喜んでくれて感激。

「ずいぶんケージに慣れていますね」と言うと、「爪の形から考えて、たぶんずっとケージの中で飼われていたのだと思います。ブリーダーさんが遺棄したのでしょう」と獣医さん。やっぱりそうか。待合室の中を見渡せば純血種の犬猫ばかり。かつていたような、どうしたらこんな模様になっちゃうの?という、愛嬌のある子など見事に一匹もいない。この子たちの親も、同じような運命を辿っているのかと思うと忸怩たる思い。

里親割引をいろいろと配慮してくださった支払いを済ませ、一路「仮」の我が家へ。缶詰をしこたま食べ、ケージの中の猫ベットでゆったり。時々外に出して遊ばせてあげているのだけれど、その仕草も表情も、その、あは~っ、実にかわいいい!一週間後に抜糸した後、マリちゃんを心待ちにしてくださっている新しい里親さんの元に行くその日まで、おりこうさんにしていましょうね。

そう、おかげさまで、とても心優しい里親さんとめぐり合うことができました。お問い合わせをくださった心優しい皆様、そして、有難いご助言、お申し出をくださった皆様、ありがとうございました。まだまだ、新しい飼い主を待っている子たちがたくさんいます。お心に残る子がいれば、どうぞ愛の手を差し伸べてあげてください。小さな命を、どうぞ救ってあげてください。

で、うちの子たち?…見知らぬ猫さんがいるということは知っているのだけれど、たいした興味も示さず、いつもながらに酔狂な飼い主、無視、ムシってとこ。

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下の写真は、きなこママさんが里親さんを募集されている「海平ちゃん」です。片目を摘出していますが、2つの目で見る世界も、1つの目で見る世界も、なにひとつ変わるわけではありませんものね。詳細は、きなこママさんのブログをご覧ください。茶猫さんは総じてとっても猫柄が良く、甘えん坊さん。海平ちゃんも、きっとそんなお猫ちゃんだと思います。がんばれ海平ちゃん!待てば海平の・・・じゃなくて、海路の日和あり!!ってネ。

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マリの里親さん再度募集!

2009年09月13日(日)

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マリちゃんの里親探しが振り出しに戻ってしまった。避妊手術から帰り、その後ずっと夫の仕事部屋に隔離しておいたのだが、仕事中にマリの様子をチョロチョロと観察していたらしい夫、呼吸が少し早いのではないかとしきりに気にする。

冷房をきつくすると安定するというから、暑さのせいだろうとは思ったけれど、去年、福太郎を心臓の病気で亡くしていて、最後の頃のあの呼吸がどうにもトラウマ、大丈夫だとは思ったけれど、後から病気が発覚したなんていうことになれば、里親さんに申し訳がたたない。早速、動物病院にマリを連れて行った。

レントゲン撮影と血液検査をして頂いたが、血液検査で気になったのは好酸球数が高値、そしてやや貧血気味。さらにレントゲン写真には、肝臓のちょっと上になにやら怪しげな影が写っている。もう少し詳細な検査をしたいということになり、病院に一泊。

万が一病気を抱えていたら、我が家で一生面倒を見るしかないと腹を括り、里親さんになって頂く予定だった方に、病院で再検査を行っていること、結果的に問題がなければ予定どおりのお届け、治療が必要であれば治療終了後のお届けかキャンセル、難治性の病気であればキャンセルという3者択一をお願いするメールを差し上げた。

お返事は残念ながらキャンセル。病気を抱えているかもわからないと言われれば、どんなに欲しくても、私だってきっと躊躇う。仕方のないことだった。

不幸中の幸い、検査の結果、肝臓の影というのは肝臓そのもので、少し異型のようだけれど問題なし、腫瘍を心配していたのでほっと一安心。心臓も肺も正常そのものだった。問題なのは血液検査の数値。とりあえずは対処療法として一週間、抗生物質+ステロイド+気管支拡張剤で様子見をすることになった。

獣医さんに、里親さんのお話しが振り出しに戻ってしまったことを伝えると、「ええっ?そんな大した問題ではないんですけどねえ」と。私がちょっと大げさに考え、里親さんの不安を煽ってしまったのが敗因。でも、ご縁があればどんなことがあってもまとまるものはまとまる。縁は異なもの味なもの…って言うじゃない。

というわけで、治療が終わり、次なるご縁にめぐり逢うその日まで、マリは我が家の居候。ウーウー唸りながら部屋を闊歩するマリ、でもウチの猫たちは総じて無関心。「な~に唸ってんのよぉ」ぐらいの反応しかなく、普段とまったく変わりがない。ただ、真美だけはマリに興味津々らしく、「ねえ、仲良くしない?」といった表情でマリに近づく。捨てられた純血種同士、なにか惹きあうものがあるのかも。

マリの警戒心も日に日に薄れている。マリと真美、二匹で一緒に寝たらかわいいだろうなあ・・・って、コラコラ!・・・『里親募集中』です。


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拾う神様

2009年09月15日(火)

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マリちゃん、昨日抜糸。抜糸の時は院長さんではなく、いつもうら若き獣医さんが担当する。実の娘がいたとしても、もうちょっと年がいっているだろうなあと思うほど若く、電車の中で、携帯片手にメールだかゲームだかをチコチコやっているお姉さんと寸分違わない雰囲気。内心、大丈夫?・・・まあ、糸切るぐらいならできるか。

この動物病院、10数年前にシモタヤの一階で開業、休日なしで働く院長ご夫妻の熱血ぶりが評判になって患者急増、やたらと大きくなって今ではコンクリート3階建て、CT装備という豪華さ。それに伴って獣医さんをたくさん雇ったのはいいのだけれど、臨床経験の浅そうな若い先生ばかり。育てあげると独立してしまうと嘆く院長さん。若い子たちの臨床訓練とおぼしき場に、大切な飼い猫を連れてゆくほう だって嘆きたくなる気分。

夕方、6時を過ぎた頃の病院でいつも出会うのが白黒巨大お猫のニャンタちゃん。昨日も、自転車に乗ってやってきた。交通事故かなにかで下半身の感覚が麻痺、オシッコが自分ではできないという障害を持っている。そもそもが大人になってからの捨て猫、今の飼い主さんの庭に現れた時、お腹が大きいのでてっきり妊娠しているのかと思ったら、満タンの尿で腹部が腫れあがっていたのだそうだ。たぶん病気を知っての放棄。それ以来7年間、休むことなくオシッコを絞ってもらうために病院に通い続けている。すごい愛情。

マリを見て、「かわいいなあ、ニャンタが病気じゃなければ貰ってあげるのに」と残念がるニャンタちゃんの飼い主さん。これまでにも犬や猫を散々保護し、里親さんを探してきたそうだが、それを聞き知った不埒者、庭に子猫だの子犬だのを抛りこんでゆくのだとか。捨てる神あれば拾う神ありって言うけれど、やっぱり捨てるのは鬼、拾うのが神。ニャンタ母さんの顔は神様。

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写真(上):ようやく、お腹をみせて寝てくれるようになったマリちゃん。お腹にはまだ避妊手術の傷跡が見える。今までどんな暮らしをしてきたのかと思うと不憫でならない。今週末に再度血液検査、それで無罪放免となったら、可愛いがってくださる飼い主さんを探して幸せにしてあげなくちゃ。
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プロフィール

鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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Cast

樹里絵
樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔
桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子
亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美
真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子
美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々
奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。

明美 にゃ三郎 小牧
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音
里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々
寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎
福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。

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