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旅に・・・

2009年07月30日(木)

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友人が亡くなった。社会に出てからの友人なのに、何のてらいもなく、ありのままの自分を曝け出して付き合える人だった。夫と縁あって結婚できたのも、彼とめぐり会えたからこそ。もともとは夫の飲み友達だった。

ずいぶん早くにと嘆いたが、彼にとって、生々しい現世というやつは生き辛かったに違いない。結婚をし、子供3人に恵まれはしたが、その選択はおよそ彼らしからぬもの。平凡な暮らしに浸ってはいたが、きっと内心忸怩たる思い。もっと違う人生があると、いつもそう思って暮らしていたに違いない。

大学でフランス文学を学び、油絵を描き、自主映画を撮り、作曲をして、小さな弦楽合奏団を作って指揮もしていた。東京のど真ん中にある彼の家に友人達となだれ込んでは、サティという名前の、風呂にも入れない、ブラシもかけていないからベトベトのウエストハイランドホワイトテリアを傍らに、朝までお酒を飲み、お互い好き勝手なことを言い放って口論になったりもしたが、それでも決定的な別れにならなかったのは、きっと彼の人徳。

通夜の席で親友が語る高校時代の彼の姿は、私たちが肩肘を張って生きていたあの時代そのものだった。クラシック音楽をバックに、ワインを飲みながらサルトル談義。それがカッコいいと思い、精一杯背伸びをし、斜に構えて生きていたけれど、小難しいことを言う自分に酔っているだけで、わけがわかっていたのやらいなかったのやら。

独自の才能を生かす仕事につくことなく、ふんわりと短い人生を終えてしまったけれど、彼にはそれがお似合いだったのかもしれない。この世で功なり名を遂げたところで、皮肉屋さんのナルシストにはなんの意味もない。あの世でひとり洋もくをくわえ、下界で四苦八苦の私たちを、ヤニに染まった指先で指差しながら鼻先でフフン。たかが人生、もがいてい生きてなんになる。そうつぶやくあなたの姿が目に浮かぶ。

ご冥福を祈ります。


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プロフィール

鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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Cast

樹里絵
樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔
桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子
亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美
真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子
美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々
奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。

明美 にゃ三郎 小牧
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音
里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々
寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎
福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。

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