お久しぶりです!
2009年03月15日(日)
福太郎が天に召されたのが3月20日。会えなくなってもう1年になる。去年の今頃は、明日も生きていてくれるかしら、あさってはどうかしらと、そればかりを思って過ごしていた。死んでしまうなんて思ってもいなかったから、なかなか気持ちの整理がつかなくて、時々、似た子がいないかと猫の里親のサイトを覗いてみたり。
でも最近は、猫の里親サイトからちょっと足が遠のいてしまった。何が辛いって、里親を探している子たちが保護された経緯。殺処分寸前にセンターから引き出してきた子、虐待の多い地域で保護された子、ブリーダーが遺棄した子。助かった子たちはとても幸運だったけれど、センターに残された子たちは?虐待だってずっと続いているに違いない。売れ残ったペットショップの子たちは?・・・そう思うと気持ちがズッシリと重くなってしまう。
「他にもたくさん里親さんを待っている子がいます」というブログをクリックすれば、これから殺処分が行われるというビデオが公開されていて、とても観る気にはなれないから急いでブログを閉じてしまうが、最初の停止画像に写っている猫たちの姿が瞬時に眼に張り付いてしまい、何日もその姿を思い浮かべては、非力な自分を責めることになる。
不幸な子たちを一匹でも助けたいと、大変な思いで活動をされているボランティアの方たちには敬意と感謝の気持ちでいっぱい。少しでも協力したいのはやまやまなれど、個人でできることには限りがあって、せいぜい10匹の猫たちを幸せにしてあげるぐらいが関のヤマ。できることをする…そういう人たちがたくさん集まれば不幸な子たちもきっといなくなる、その一人でいいんだと、そう信じるしかない。
そんなことを思っていたら、3月12日の西日本新聞に、『犬殺処分ゼロ・熊本市の挑戦・持ち込みの飼い主説得・HP開設し迷い犬紹介・生存率82%・地道な努力成果』という記事があって、思わず注視。犬の殺処分数は毎年約11万匹、そんな中、熊本市は犬を飼い主に戻すことや新たな飼育者探しを続け、処分率を全国トップクラスの2割以下に減らしているのだそうだ。
2002年から動物愛護推進協議会を発足させ、生存率を上げる取り組みを始めた熊本市。熊本市動物愛護センターでは週1回、保護された犬を譲り受ける飼い主が必ず受講しなければいけない譲渡前講習会というのがあって、殺処分される犬を映し出したビデオを見た後、獣医師がペットの面倒を一生みられるかどうか、貰い手の意志を確認するという作業を行うのだとか。
センターの職員は、娘と一緒に認知症の犬を連れてきた母親に「家族同然の犬を捨てていいんですか。娘さんはお母さんの背中を見て泣いていますよ」と翻意を促したり、転勤などで犬が飼えなくなったという飼い主には、新たな飼い主を探すよう求めたり、それでも、引き取りを求める人には「犬を飼う資格はない」と非難したり。
その努力が稔り、2007年度の犬の引き取り数は10年前の1割。飼い主に返還する犬も増え、1998年度には12.4%だった生存率が2007年度にはなんと82.1%にまで上昇したというのだからすごい。その他、センターの職員が小学校で動物の命の大切さを教える出前授業を始めたり、センターで50匹を限度になるべく終生飼うという試みまで。えさ代はボランティアの寄付などで賄っているそうだけれど、民間のシェルターへの補助金、なんていうところまではなかなか無理かなあ・・・。
一方、読売新聞に掲載されていたのは福岡県のケース。こちらは『殺処分の犬、猫救え…ワースト返上へ福岡県が本腰』というもので、福岡県では犬猫の殺処分を少しでも減らそうと、成長した犬と猫は2000円、子犬と子猫は400円で持ち込みを有料化する方針を決めたのだそうだ。でもこちらはちょっと・・・。飼い犬飼い猫をセンターに持ち込んで、窓口でお金を払う飼い主の姿を思っただけでも反吐が出そうだし、大切な命の値段がワンコインにもならないというのは、とてつもなく悲しい。それに、お金を出したくないからと持ち込みをやめる飼い主が、最後まできちんと面倒を見るはずもなし。それでも、何の策も講じようとせず、連日アウシュビッツを繰り返す行政よりはず~っと良心的か。
熊本市のやり方は、今後下関市でも取り入れる予定らしい。九州で広まりつつあるこうした取り組み、桜前線と一緒に北上してくれればいいのだけれど。「めでたい春」はいつ来るかしら?
写真(左)こちらもブリーダーの遺棄した子(・・・らしい)。この子の命をなんだと思ってるの?
あっかんべ~
2009年03月19日(木)
3月17日付の朝日新聞朝刊はなんとも滑稽だった。日本テレビの久保伸太郎社長が、「真相報道バンキシャ」での誤報の責任を取って辞任したというニュースを社説で取り上げているのだが、これって、いったい誰に向かって書いたのかと首を傾げることしきり。
一部抜粋すると、「(…)内部告発をもとに報道機関が取材をし、大きな不正が暴かれた例は数多い。勇気をふるって発言する人と徹底的に調べて公表する報道の仕事は、社会正義を実現するために不可欠だ。相手が公的機関であれ民間会社であれ、十分な裏付け取材のうえで発表するのが報道の基本だ。
その点、「バンキシャ!」はあまりにお粗末だった。誤報がはっきりした後も、何がどう間違って誤報につながったのか、問題の所在を明らかにしていない。このままでは、報道全般に対する視聴者の信頼を失いかねないし、不正を告発しようとする人を萎縮(いしゅく)させる心配もある。(…)優れた報道番組を作っている制作会社ももちろんあるが、報道について十分な教育をされていない取材者が功をあせれば、誤報を生む危険は大きい。再発防止と報道への信頼回復のために、日本テレビは徹底的に調査・検証し、番組などで公表する必要がある。それが巨大な影響力を持つ報道機関としての義務である。」といった内容。
で、笑っちゃうのは、これほどの大口をたたいている朝日新聞が今やっていることも大同小異、日本テレビの報道姿勢となんら変わりはないということ。小沢民主党党首に関するリーク記事を検証することなくタレ流し、民主党(あるいは小沢氏個人なのか、そのあたりは不明)のダメージに躍起になっている朝日新聞が何を言う。まさに盗人猛々しいとはこのこと。
同じ日の朝日新聞一面には『鹿島元幹部、受注調整か-小沢氏側から「天の声」』という記事。これが、社説と同じ日の記事だというのだから厚顔無恥もはなはだしい。こんな内容で恥ずかしげもなく一面をでかでかと飾るジャーナリズムっていったい何なのよと、身の潔白なんてハナから信じていない政治家の献金問題云々よりも、ジャーナリズムの頽廃ぶり、権力との癒着ぶりに怒り心頭。
センテンスごとに「…とみられている」「…している模様だ」「…の疑いが浮上」「…の疑いもあるとみて」「…いるとみられる」「…ようになったという」「…あったという」といった言葉。これって、全部予測記事ってことじゃないかァ。
それに、しばしば登場する「関係者によると」という関係者っていったい誰なのか。検察関係者なのか、はたまた、巷間ウワサされているように、小沢代表の元秘書で、次期衆院選に小沢氏の地元である岩手4区から自民党公認で立候補予定という高橋嘉信氏なのか?(自民党が急にあたふたして、高橋氏の公認をとりやめるとかなんとか…)
徹底的に調べあげてもいない事象を羅列し続け、報道全般に対する大衆からの信頼を失いかけているのはとりもなおさず「朝日新聞」だろう(他紙も然りだが)。ジャーナリズムのやるべきことは、小沢問題の徹底的な調査・検証、その上で新たな問題提起をすることではないのか。この問題が民主党だけにとどまるものではないということを明白にし、これまでの自民党の一党独裁がいかに日本の政治を腐敗させてきたかを暴き出し、本来あるべき民主主義の形を国民がどう具現化してゆくか、その手助けをすることなのではないのか。
一票入れられればいいのにねぇ・・・
2009年03月23日(月)
居を構えている某県で、この29日に県知事選がある。公職選挙法なんていうのにひっかかるといやだから某県某氏とだけ。その某県で某氏が他の候補者をリードし、現在トップを走っているらしい。「中央にモノをいえるやんちゃな某県になろう」というアホくさい第一声を聞いて(聞くまでもないが)、投票するものかと思っていたが、きょう配布された「選挙公報」での公約のアホくささはそれにも勝るアホくささ。
具体的な政策は何一つ提示せず、安心・安全日本一、経済・活力UP日本一、医療・福祉日本一…。最後に「知事は全国から注目を集める某県ブランドのセールスマン!」ときて思わず猫も卒倒。そのまんま東だの橋下だのの路線を突っ走るつもりらしいが、ゴメン蒙りたい。知性のかけらもない政治、政治家はもう懲り懲り。
それにしてもこの某氏、いかにも誠実さを売り物にしている割には卑怯者。ポスターを見ると「無所属」が売りもののようで、自民党のジの字も書いていない。公報でも「政党より某県民第一」。ところが『東京サバイバル情報☆一時避難せよ☆』というブログのブログ主氏が調べられたところによれば、平成16年度から18年度までの間に自民党から一億円以上の政治資金(寄付)が流れ込んでいるというし、今回だってしっかり背後で自民党が支持、強力な後押しをしているのは明らか。「政党詐称」といわれても弁明の余地なし。自民党だと堂々と言えないような、そんな怪しい政党の支持を受けている人物に誰が入れると思う?(って思うんだけど、入れちゃうんだよなあ…これが…)
それよりもっと気になるのが、「日本教育再生機構」の賛同者として名を連ねていること。日本教育再生機構の発起人の多くは、「新しい歴史教科書をつくる会」で活動をしていた人たち。それが路線対立によって分裂、新たに2007年に結成されたのが「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)で、それを支援しているのが日本教育再生機構。この某氏が知事になった暁には、この某県はいったいどんな方向に走り出すのだろう。海に浮かぶ日の丸に向かって「ばかやろ~~~~っ」って叫んでみたところで、時すでに遅し。
もういい加減に、(売れない)タレントだの芸人だのを政治家にする風潮をストップしなければと思う。政治家というのは本来それほど簡単になれるものではない。かつて松下政経塾の卒塾者数名と話す機会があった。彼らはいかなる職場においても有能な人材だが、すべての職務を投げ打ち、背水の陣を引いて政治家を目指していた。民主党の前原誠司氏を見ていると、彼の政治姿勢が良いか悪いかは別にして、まさに松下政経塾の流れを汲んだ政治家だという気がする。
国を背負うということはたやすいことではない。その責任の重さをタレント知事たちが自覚しているとは到底思えず、けれど民意はそうした「エセセイジヤ」を選んでしまう。彼らの終生の食い扶持を保障してあげるための選挙。隔靴掻痒の思い…。
そんな顔しなくたって・・・
2009年03月30日(月)
日曜日の朝、千葉県知事の投票を済ませてから南房総にドライブ。トコトコと下の道路を走って勝浦まで約4時間。毎年この季節になると館山に花摘みに出かける。天気が素晴らしく良かったから、以前から看板は見かけていたものの、一度も乗ったことのない鯛の浦の遊覧船に乗船。
ド演歌が大音量で流れる船内には閉口したが、デッキに出ると潮風が気持ちよく、係りのおじさんが途中海に撒くえさに、鯛が群れをなして寄ってくる姿にちょっとした感動。生簀の中で、半分死にかけているような、うろこのはがれかけた哀れな鯛しか見たことがなかったから、こんなにも躍動感に溢れた魚だったのかと、改めて感心してしまった。
その後、千倉町にある写真家・浅井慎平氏の「海岸美術館」に。海岸と銘打っているけれど、海岸にはないという噂を聞いていたが、ほんと、山の中。浅井氏の写真と、やはり浅井氏の作というガラス工芸数点が展示されていたが、作品数が少なく、ただただ、ギャラリーの建築センスの良さだけが印象に残った美術館だった。
その後フラフラと、あっちの海岸こっちの海岸で車を止めては、浜辺まで降りてしばし散策。目的地の館山についたのは4時近くで、いよいよ目的の花摘み。いつも行く花摘み畑は25区画ぐらいが寄り集まっている観光農園で、それぞれの花畑に番号がついていて別々の持ち主。そのうちのひとつを選び、おばさんにカゴと花切りバサミを借りて値段を聞くと、ひとカゴどんなに摘んでも300円と言う。
夫と二人で山盛りの花を摘んでお会計をしてもらうと、二人で300円でいいと言う。楽しませて頂いたのだもの、きちんとお金は取って、と言っても「いいよ、気にしないでいいよ」と言われ、300円しか受け取ってくれない。そうだ、一昨年も同じおばさんの畑、同じことを言われたっけと思い出し、有難くお言葉に甘えさせて頂いた。50本近い花を両腕いっぱいに抱えて花畑を後にする。
帰路、これも館山に来た時には必ず立ち寄る天津小湊の「いいとこ」で夕食。外見は小さな一杯飲み屋、10人も座れば満員という、カウンター席だけの小さなお店だけれど、テレビの取材がしょっちゅう来るという、ちょっとだけ有名な漁師料理のお店。前世猫だったのか、おいしそうなお店を探し出す嗅覚があって、これが案外はずれない。「いいとこ」も、ここなんとなくおいしそう・・・と思って入ってみたら大当たりで、おにいさんと冗談を交わしながらの楽しい食事。
まんぼうのお刺身や、山盛りの鯛めしが名物だけれど、昨日のお勧め料理はまぐろのカマのネギマ煮。すき焼き仕立ての味付けで、生卵までかけてあるちょっと変わったお料理。私は魚の煮つけが苦手なので、一口頂いただけだったけれど、夫はパクパク。どれも薄味なのは、漁船で採りたての魚を海水を使って料理していた名残なのかしら?
猫どもにはまぐろのお刺身がお土産。と言っても、館山には売っていなかったので家の近くのスーパーに立ち寄って。「これ、勝浦のまぐろ、お土産だからね、ありがた~く戴くのよ」と言いながら、恩着せがましくあげたけれど、スーパーのいつものお味、猫たちにはバレたかな?
プロフィール
鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。
Cast
猫たちの名前が変わりました。別に改名したわけではなく、これまで「ブログネーム」だったのを「本名」にしたというだけのことです。たくさんいすぎてジュリママの頭が混乱しはじめまして…^^;

寿々(suzu):1994年生まれ。仕事部屋に入れる唯一の子。人の言葉が80%ぐらいわかるみたい。

福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。生まれ変わって我が家に戻ってきてくれるのを今か今かと待っています。

樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!
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