3.03030303センチの虫にも・・・
2008年08月14日(木)
暑くてたまらない。こんな暑い日に買い物に行くなんて、考えただけでもウンザリしてしまうのだけれど、猫たちの缶詰が底をついてしまった。人間なら卵の一つ、トマトの一個もあればなんとかなりそうだけれど、猫に「ありあわせ」なんていう言葉はまったく通用しない。
仕方なく、近くの大型スーパーまで車を飛ばした。お盆休みのせいか、父親と一緒の家族連れがたくさんいて、どこの売り場も大変なにぎわい。人の大勢いる場所が苦手なので、ズリズリと後ずさり、しっぽを巻いて逃げの体勢に入ったが、手ぶらで帰れば、猫たちにどんな顔をされることやら。
ペット売り場では「生体」(嫌な言葉だなあ…)を扱っているから、そこに行く時は遮眼帯をした競走馬よろしく、猫の缶詰売り場めがけて一直線、一切脇目を振ることなく商品を選び、レジに並び、思い切り素早い行動を心がけて売り場を去る。
それなのに…今日ときたら、売り場に入るドアのすぐ左側に「昆虫館」なるものが設置されていて、否が応にも目に入ってしまう。館と言ったって、売り場の片隅の、せいぜい3畳ほどのスペースを囲って作った掘っ立て小屋、その真ん中に太い木が一本デンと置かれている。なんだろう、これ…?
入り口には「ご自由にお入りください」とあり、中にはカブトムシらしき昆虫がたくさん放されている。すでに何人かの子ども達で満員、昆虫を素手で捕まえたりしてはしゃいでいるが、その光景は、子どもと昆虫とのふれあいなどというメルヘンチックな世界からはほど遠く、地獄絵さながら。
玩具とでも思っているのか、何かの虫の長いヒゲの先端を持って思い切り振り回しているのは、小学校3、4年生の男の子。子ども達の足元にも昆虫がいっぱいいるのだけれど、気遣って避けようとする子などなく、平気で踏みつぶしている。だから、床は潰れた昆虫たちの死骸で真っ黒。
それを見て、かわいそうにと思うふうでもなく、あるいは気味が悪いと思っているふうでもなく、死骸の塊に指をつっこみ、クルクルと無表情にかき混ぜている子もいる。外から見ている親たちは、「踏んじゃだめよー」と笑いながら声をかける。
命を軽視するこの感覚、この鈍感さっていったいどこからくるのだろう。心の底から猛然と怒りが湧き上がる。昆虫も生きているのよ、命があるのよ、どんなにちっぽけでも、たったひとつしかない命を一生懸命生きているのよ・・・そう言葉にしたかったが、この人たちと言葉を交わすことがなんとも億劫に思え、黙ってその場を後にしてしまった。
小さな命との共存共生を学ぶ機会もなく、命の消えゆくさまを悲しいとも思わない子ども達。この子達はこれから先、どんな社会を作ってゆくのだろう。
写真:(上)にゃあちゃんも、もうすっかり鼠や鳥や虫を捕まえる生活を忘れてしまいました。(下)イジメ?いえいえ、かわいさあまってのこと・・・。
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プロフィール
ジュリママと猫たちを乗せて走る鈍行列車のちゅうちゅうとれいん。車窓から見える風景を、気ままに書き綴るブログです。あけみちゃんの絵日記、『あけみ参上つかまちゅりーっ!』もどうぞよろしく。どちらもボチボチの更新ですが、末永くおつきあい頂ければ嬉しく思います。


コメント一覧(6)
お盆ももう終わりですね。
フクちゃんは何か合図をくれましたか?
うちはあったんですよ!
お倫がヒトリデにリーンと一昨日鳴ったんです!
あれ絶対やまだだったと思ってます^^
まったくね・・・こういうのを見ていると子は親の鏡っていうか
なんというか。
ほ~んと悲しくなります。
私も昔住んでいたところのホームセンターで同じようなものを
目にして、絶えきれずにそのホームセンターの本社へ連絡
したことありますよ。苦笑
翌日撤去されましたけどね。(当たり前!)あーすっきり♪
↓姉からはこういう話は聞きません。
ニュースの聞きかじりです。笑
やまだのママ | 2008年08月15日 08:02
おひさしぶりデス ^エ^*
勉強にかまけて筆をおっていたmyunaです(笑)
ジュリママさまの楽しみをうばってしまってすいません(大笑)
少しづつですが、移転作業を進めております。
新しいURLを張らせていただきました~
どうぞお立ち寄り下さい。あまり変わり映えはしてませんケド(汗)
利益がらみの生体ショーほど醜悪なものはないですね
知らずに行ってしまったペット博覧会のことを思い出し
この記事をよみながらちょっとうるっとしてしまいました。
流石に房総もお盆は暑い^^;;;許されるものなら全裸でいたい(爆)
myuna | 2008年08月15日 09:22
やまだのママさん
えっ!やまだちゃんですよ、それ、絶対。
「ここにいるよ」っていう合図だと思います。
フシギなことって本当にありますよね。
怖い気持ちより、嬉しくなりません?
クレームをつければ、それなりに対応するんですね。
命を守るために、立ち上がらなくちゃいけないかな。
(ちょっと気が弱いもので・・・)
ジュリママ | 2008年08月15日 21:05
myunaさん
どうぞご心配なく・・・
アップされる記事と写真を拝見しては抱腹絶倒していましたから。
オカシスギですよ、myunaさんのブログ(爆)
新バージョンは写真がググっと大きくなったんですね。
以前にも増してのド迫力!(笑)
試験に差し障りのない範囲でのアップを楽しみにしています。
毎日ほんとうに暑いですので、
お体に気をつけてお勉強に励んでくださいね。
合格をお祈りしています。
えと、ゼンラはちょっと・・・遠慮しときますワ^^;
ジュリママ | 2008年08月15日 21:21
お久しぶりです。しばこです。
6月に父に続き猫の健太を亡くしてちょっと
猫ちゃんブログを見るのが辛かったのですが。
最近はまた猫ちゃんの姿が恋しくなりました。
ときどき遊びにきていいですか?
我が家もときどき子育てママさんがいらっしゃいますが
意外に子どもたちが乱暴で、我が家は借家なのでいつも冷や冷やしてます。まあ、子どもは仕方がないと思うのですが、今時のお母さんは意外に注意をしないもんなんだなーと驚きました。昔は社会も一緒にみんなで子育てをしたのでしょうが、私もママさん友達に嫌われるのが怖くて注意もしないし、子どもにとっては難しい世の中なのでしょうね。
それにしても、文章がお上手だなあとうっとりです。
shibako | 2008年08月17日 16:40
shibakoさん
お返事が送れてしまってごめんなさい。
イギリスからわざわざ(?!)遊びにいらしてくださって、
ありがとうございます。
shibakoさんからコメントを頂くと、
私の心はたちまち小さな世界から解放され、
shibako's world にひとっとび!とても幸せです。
ほんとうに申し訳ないことに、
健太ちゃんの亡くなった日のブログを拝見していなかったのです。
ですから、お悔やみのコメントも差し上げなくて・・・・。
ああ、ほんとうほんとうににごめんなさい。
遅ればせながら、
お父様と健太ちゃんのご冥福を心よりお祈り致します。
「人生が時に残酷なこと、
でもそれを補って余りあるほど尊いことを
身を以て教えてくれたのは、他にならないパパと健太でした。」
そう書かれているshibakoさんの言葉に
私の心はいま深く共鳴しています。
先に逝った者たちの後ろに、
私たちはまだまだ道を作っていかなくちゃいけないのですものね。
「ありがとう」の言葉を胸に、
お互い、がんばって歩いていきましょう!
(私こそ、遊びにうかがわせてくださいね。)
ジュリママ | 2008年08月18日 23:05