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猫に逢いに美術館

2008年05月20日(火)

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一昨日、仕事に疲れ果てて行き場を失くし、どこか自然の中で気分転換をしたいと電話してきた姉を連れて、松山庭園美術館に行ってきた。お天気に恵まれれば散策にも格好の場所だし、ちょうど<猫ねこ展覧会2008~猫たちの贈り物~>(4/25(金)~6/8(日))という、猫の絵ばかりを集めた美術展の真っ最中。姉も無類の猫好きだから異論のあろうはずがない。

60名の画家たちによる猫の絵は、メルヘンチックなものから鬼気迫るものまでいろいろ。私のお気に入りは、松山庭園美術館賞に輝いていた「猫のお買い物」(・・・という題だったと思うのだけれど)と「猫の妖怪」(こんな題だったかなあ?)。いずれも富士美猫さんの作品で、着物を着た猫たちが独特の世界を展開する。

順路どおり絵を鑑賞し、最後の部屋にたどり着くとお茶の接待をしてくださる。美術館の主である画家の此木さんは大の猫好きで、今現在8匹の猫を飼っていらっしゃるのだそうだ。その猫たちが、いつもならとっかえひっかえ接待に現れるというのだが、私たちの前に100名もの団体さんがみえていたとかで、さすがにお客様慣れしている猫たちも、びっくりして姿を消してしまったらしい。

あら、残念ねえと言いながらお茶をすすっていると、黒キジちゃんがひょっこり姿を現した。以前飼っていたくりちゃんにそっくり。かわらしいというよりむしろ精悍な雰囲気で、いかにもキジ猫。遠巻きにヒトのことを見ているから、いらっしゃいよ、と手招きするとひょいと膝に乗り、しばらくモミモミした後、そのままアンモナイト。

接客のお手伝いをされていた女性が、この子はあまり人になついていなくて、知らない人の傍には滅多に近づかないのに、あら、寝ちゃったんですかとそれはそれは驚き、ねえねえ、トラちゃんが膝に乗っているわ・・・と他の女性まで呼びに行って、たちまち見世物。伊達に10匹飼ってるわけじゃないのよと、背中に彫った猫の刺青みせながら啖呵のひとつもきりたくなったが、それ以上に、改めて自分の猫まみれの身の上を思い返し、身が縮こまる。

ひとしきり猫談義をした後、庭に出ると白猫ちゃんの登場。ミルクちゃんという名前だそうだ。撫ぜていると、さきほどの女性がわざわざ庭に出てこられ、この子は美術館にいらっしゃるお客様のお出迎えをする看板娘なんですよ、と話してくれた。

「実はこの子には裏話がありましてね、もう12年も前になるんですけれど、どこからかこの子が突然現れたんです。此木さんは猫がお好きなので飼ってあげようとされたのですが、先住の子が絶対に受け入れずものすごい喧嘩。一緒に飼うことはできないと、ご夫妻で泣く泣く八日市場の駅まで捨てにいかれました。

ところがこの子、次の日に帰ってきたんです。一生懸命帰ってきたのですから、飼わないわけにはいきません。此木さんがおっしゃるには、捨てに行く車中、窓から外をじっと見ていたけれど、あれは、帰る道を必死で覚えていたに違いないと。」

八日市場の駅から美術館まで3キロ近くある。いくら賢い猫でもまさか・・・と思ったが、ミルクちゃんならやりかねない。猫を駅まで捨てに行ったご夫妻の様子が目に浮かび、内心苦笑い。捨ててはみたものの、もともとが大の猫好き。捨てた夜は眠ることもままならず、戻ってきてはくれまいかと、心のどこかで念じていたのだろう。その思いが通じたに違いない。

絵と猫と緑を満喫した後は、美術館の前を通る県道(?)を隔てた山里の奥深くに建つ「飯高檀林」に立ち寄った。ここは立正大学発祥の地とか。1560年に開設された日本最古の大学跡ということもあって、合格祈願と書かれた絵馬が並ぶ。最高の知が結集していただろうこの地の空気を吸って、少しだけ賢くなったような気持ちになって帰路につく。

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写真:(上)ガンダ彫刻の前でポーズをとってくれたミルクちゃんとトラちゃん。(下)飯高檀林。鬱蒼とした木々はどれも相当な樹齢。歴史を見てきたのだろうと思うと不思議な気持ちに。


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コメント一覧(2)

ジュリママさんおはようございます。
昨日は訪問頂き暖かいお言葉どうもありがとうございました。
私もやまだのママさんのブログでお名前を拝見し、実はお気に入りに入れたびたび拝見させて頂いておりました(笑)
フクちゃんの時は、何と言って声をかけていいのやら、コメントを書いては消し、消しては書き、結局お悔やみの言葉も残せませんでした。
年始につくばに来られるって書いてませんでしたか?
もし違っていたらごめんなさい。
私茨城で職場はつくばなんです。
(もうじき契約も終わりますが・・・苦笑)
これからもどうかヨロシクお願い致します。ぺこり。

momo | 2008年05月23日 06:03

momoさん

いらしゃってくださって、ありがとうございます。
とっても嬉しいです^^
momoさんとこうしてコメントを交わせるようになったのも、
豆花ちゃんのおかげです。豆花ちゃん、ありがとう!
これをご縁に、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

毎年お正月に鹿沼に初詣に行きますが、
その時には必ずつくばを通ります。
実はつくばに引っ越そうかと考えた時期もあったんですよ。
同じ茨城県で、
「プロパン仲間」になれるところでしたのにね、
残念!!(笑)

ジュリママ | 2008年05月23日 21:20

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プロフィール

鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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樹里絵
樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔
桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子
亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美
真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子
美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々
奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。

明美 にゃ三郎 小牧
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音
里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々
寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎
福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。

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