にゃあちゃんが笑った♪
2007年12月06日(木)
赤ちゃんが初めての笑顔を見せた時って、きっと親はたまらなくかわいいと思うんだろうなあ。愛情をたっぷり受けた赤ちゃんが、初めて親に見せてくれた笑顔の嬉しさとはまた違って、辛い幼少期を経て、自分の人生に希望を見出した子供が初めて笑ってくれたような、そんな嬉しさを、にゃあちゃんのこの写真を見ていると感じてしまう。
ずいぶん前のこと。知人が病院経営の傍ら児童養護施設も運営していて、そこの施設長とも顔見知りだったことから、どうしても人が足りないので、1ヶ月ほどお手伝いをしてくれないかと頼まれたことがあった。福祉の現場が人手不足なのはいずこも同じで、ここもご多分に漏れず、職員の出入りが激しい。
10年ぐらい前、母親の介護で心身ともに疲れ、どこか信頼できる相談機関はないものかと探したが、見つけることができず、それならいっそのこと自分で勉強してしまおうと、大学の社会福祉学科に編入し、「社会福祉士」の資格を取ってしまった。
だから、実際の専門分野とはずいぶんかけ離れている感じがするものの、福祉の現場に関わるというのもお門違いなことではなく、抵抗もなかった。
不安だったのは、老人福祉はなんとかなりそうでも、子育てをしていないから、子供の心理を理解することができるかどうかということ。机上の理論だけで子供の心など掴めるはずもない。
養護施設に預けられている子供たちの事情はいろいろだが、親のネグレクトや、親から虐待を受けている子供がほとんど。だから、満面の笑顔を見せてくれることなど滅多にない。
最初は心を開いてもらおうと、なるべく言葉がけを多くするようにしていたが、言葉に対する反応が少なく、上の空の子が多いことに気づき作戦変更。ことあるごとに抱きしめてあげることにした。泣いている時、喜んでいる時、寂しい時。どんな事も体ごと引き受ける。
どうやら子供達にとって一番嬉しいのは、何よりもギュッと抱きしめてもらえることだったらしく、抱きしめられた経験の少ない子たちは、最初戸惑いを見せていたが、そのうち自分から胸に飛び込んでくるようになった。
風邪をひいた5歳の男の子を抱きしめた時には、「風邪がうつるよ」と気遣ってくれた。「○○君の風邪なら喜んでうつってあげるから大丈夫よ。」と言うと、恥ずかしそうにぎゅっと首にしがみついてくる。その時に絡みついてきた細い腕の、か弱い力を今もまだ忘れることができない。
しばらくすると、なかなか心を開いてくれなかった子供たちが、笑顔で駆け寄ってきてくれるようになり、そのことがなによりも嬉くてならなかった。寂しくて、いつも泣き顔のまま過ごしていた女の子が、画用紙一面に絵を描いて持ってきてくれて、それを思いきり褒めてあげたときの、あの初めて見せてくれた笑顔も忘れられない。
笑顔を忘れた子供達が初めて見せてくれる笑顔には、「幸せ」がいっぱい詰まっている。猫と一緒にするなと厳しく叱られてしまいそうだけれど、保護された時、あれほど暗い顔をしていたにゃあちゃんが、こうして、まるで笑っているような顔に変化したのを見た瞬間、あのときの子供達の顔が次から次へと思い浮かんでしまった。
幸せになっているかしら。笑顔を分かち合える人とめぐり合って、うんとうんと幸せになってほしい。
写真:(上)笑っている・・・でしょ?(左)保護して1ヶ月経過したころのにゃあちゃん。
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プロフィール
鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。
Cast

樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。
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コメント一覧(2)
まずは祝!二ケタ台猫頭数!
一度に3頭も大変ですが
その反面 たくさんの楽しい瞬間を得ていらっしゃることでしょう
私方にはお子がいないのですが
子供って猫同様、不思議な存在です。
真っ白な子供と触れ合うと
心が浄化されますよね。
先日葬列に参加した折、
ガンで逝った故人の孫と会話し
僕が病院で咳をしたから、おばあちゃんが死んじゃったんだよ
と漏らし泣き始め
私自身も慟哭に収拾がつかなくなってしまいました。
帰り際の笑顔を見、ジュリママさんと同じことを思いました。
ああ・・きょうも長々とスイマセン。
myuna | 2007年12月07日 13:47
myunaさん
祝・・・????(半泣き)
・・・お祝いの言葉をありがたく頂戴させて頂きます。
嬉しそうに3頭ではしゃいでいる姿を見ると、
飼ってあげてよかったと思うのですが、
はあーーー、さすがに多いです。
myunaさんのお宅もご用心あそばせ^^;
子供の無垢な気持ち、
myuna さんのお話にも心を打たれますね。
本当に「僕のせい」だと思ったのでしょうねえ。
ジュリママ | 2007年12月08日 15:39