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捕まって、手術して、やーれやれ

2007年09月25日(火)

20070925-01.jpg

田吾作母さん、絶好のチャンスを逃してしまったので、もう捕まらないかもしれないとあきらめ気分。それでも、なんとかして捕まえないと「猫算」、不幸な猫が増えるばかりだし、視界に猫の姿が増えれば目の敵にする人も増えるだろう。増えていいものもあるけれど、これはちょっと。

それが証拠に、ご近所は幸い動物好きが多いと安心していたのに、最近になって、10日に一回ぐらいの割合で、クレゾールと思われる薬液を庭に撒く家が出現した。原液を撒くらしく、その家に面した北側の窓を開けると、室内に刺激臭が充満して気分が悪くなってしまうほど。

こっそり覗くと花壇があって、そこにズラリと並ぶペットボトルと猫よけのトゲトゲ。一人暮らしの未亡人、心を癒そうと花を植えたその場所に、猫がウンチだのオシッコだのをするから気分を害し、誰から聞いたのか、猫よけにはクレゾールが効くと言われて撒いたに違いない。

ああ、どうしよう、早く捕まってネ、と祈る毎日。母さん猫、あれからさすがに用心して、ケージにはなかなか近寄らなかったが、空腹には勝てないらしく、せっせとごはんだけは食べにきていた。ところがチロと田吾作がいつも一緒にいるから、一匹になるチャンスがなかなかめぐってこない。

猫の番だけをして暮らすわけにもいかず、仕方なく、ごはんはケージの中でしか食べられないようにし、窓越しに、家の中からでも捕まえられるような仕組みを施して、待つこと数日。ある日の夕方、やっとのことで捕獲に成功し、病院直行と相成った。バンザーイ!

手術も無事終わり、2日後に連れ帰って庭に放したが、他の猫さんたちのように、以前より馴れるというふうもなく野生のまま。今はほんの数分間、ごはんを食べに庭に現れるだけで、後はどこでどう暮らしているのやら。でもまあこれで一安心か・・・。そう思いたいところだけれど、クレゾールにはしばらく悩まされるかも。

クレゾール、自治体によってはノラ猫対策として配布しているところもあるとか。でもこれ、 国際化学物質安全性計画(IPCS)が作成している国際化学物質安全性カード (ICSC)には、「環境中に放出してはならない」物質とあるし、日本芳香族工業会のMSDS(Material Safety Data Sheet)には、発ガン性、変異原性(DNA合成阻害)、皮膚吸収性、水中生物への毒性、燃焼すると分解し、有毒で刺激性のフューム(煙、蒸気、ガス)を生じるといった有害性・毒性が記されている。

経口毒性は劇物に相当するということらしいが、臭いからしていかにも毒々しく、尋常な心理状態なら使う気になど到底なれない代物。それをあえて使うというあたり、ニックキ猫を撃退するためなら身を挺してでも、というほどに追い詰められた心境なのか。

以前住んでいた家のお隣のお婆ちゃまも猫や犬が大嫌いで、同じくクレゾール派だった。庭に猫がウンチをする、門に犬がオシッコをかけると言っては、庭から門から道路から、一面に原液を流していた。その臭いを嗅ぐたびに、お婆ちゃまの荒れた心に吹く風を感じていた。

数ヶ月前、そのお婆ちゃまの家の前を久しぶりに車で通ると、家は影も形もなくなっていて更地。引越しでもされたの?と、かつてのご近所さんに尋ねると、数年前に大火事を出し、お婆ちゃまは火に包まれて亡くなったのだとか。

なんという運命、お気の毒にと思いつつ、クレゾールを撒きながら、憎々しげに動物を追い払っていたお婆ちゃまの姿を思い出し、なぜかふと、幸せだったのかしらと。その当時、お婆ちゃまが憎んだ猫も犬も、きっともうほとんど生きてはいないだろう。

お婆ちゃまも、犬も猫も、そしてあのクレゾールの臭いも、すべて遠い過去の中に消えてしまった。儚いこと・・・。

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写真:(上)あと数ヶ月したら、今度は田吾作ちゃん(茶キジ)の去勢手術。こちらは簡単に捕まりそう。(左)母さん猫。夕方撮ったのでブレブレ。人相(猫相)も悪く写ってしまったから小さいほうの写真に・・・。


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コメント一覧(4)

以前住んでいたところのお隣さん、かな~りご年配のおばあさん
だったんですが、その方もクレゾール人間でしたよ。
私は保険t所と区役所と警察に連絡して、即効やめさせました。
あと、うちでご飯を上げている子達に虐待していたので、警察に
再三注意してもらいました。
あげくのはてに私に向かって石を投げてきて、おでこを縫ったこと
もありましたよ。。。
まぁ、いろんなことする人間がいますよね。
でもね、そのオバハン笑っちゃうんですよ。
「猫は化けて出るっていうじゃないっ!」っていうから、
化けて恨まれるとしたらお宅でしょって心の中でつぶやきました。

やまだのママ | 2007年09月27日 14:06

おお!とうとうやりましたね、ジュリママさん。
数日にわたっての苦労、お疲れ様です。
病院に連れてゆくときは騒いだりしませんでしたか?
 
クレゾールって消毒薬ですよね。
発ガン性のあるそんな危険な薬品がフツーに入手できるのですか!?
その未亡人さんが花壇を大切にする気持ちもわかりますが
毒性についても知っておいたほうがご自身のためですよね。
お花はきれいに咲いたけど自分が病気になっては何のためやら。
クレゾール大量撒きのお婆ちゃんのお話もなかなかショッキングです。
犬猫を寄せ付けない荒んだ精神状態が火事を招いたのではと
なんだか結びつけてしまいます。

田吾作母さん…「明日香ちゃん」でしたね。
とても夢のあるいいお名前!毎日を元気で暮せますように。

ねこぼーし | 2007年09月27日 17:15

やまだのママさん

パチパチパチ!すごい行動力。
うーん、猫を守るのも大変、
体を張って頑張らなくちゃないけないみたい?!

「化けて出る」には笑えました。
すごいおばあさんですね。

それにしてもやまだのママさんって、愉快、痛快!

ジュリママ | 2007年09月27日 21:20

ねこぼーしさん

クレゾール、ほんとうに怖いですよね。
あの臭いを嗅げば、毒性には気がつくと思うんですけれどねえ・・・。

花をきれいだと思う気持ちと、猫がニクイという気持ちを同時に持ち合わせている人って、私には理解できないんです。
ものすごいエゴですよね。
人間にとって都合のよい美しさだけしか認めないなんて。

せめて私達は猫も花も慈しんで、穏やかに暮らしましょう!
ネッ、ねこぼーしさん!!

ジュリママ | 2007年09月27日 21:36

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鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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