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蜂のいない庭

2007年09月11日(火)

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蜂の「駆除」(あまり使いたくない言葉…)を業者に頼み、作業終了。結構な時間がかかった。これでやっと庭に平和が戻った、と言いたいところなのだけれど、懸命に巣をつくっていた無数の小さな命を奪ったと思うと、どうにも後味が悪い。

玄関のドアを開ければ軒先から、庭を歩いていれば花陰から、どこから見張っているのか、間髪いれずに追いかけてきた蜂の、その姿も羽音も、何も見えず何も聞こえない。命を奪われて消えていったものの悲しみがつきまとい、心が重い。ラベンダーの花はいつものまま咲き続けているというのに。

人間という生き物、古来から「生きるために」という大義名分をふりかざし、自分にとって有益か無益か、あるいは無害か有害かという二項対立する基準の中で、あらゆる生物の生死をふるいわけてきた。異種どころか同胞に対しても同様で、それがあの悪名高き「優生学」へと繋がってゆく。

優生学の危険性は、人間の存在価値を「国家」の枠組みの中で決定づけることにあって、個々の人間の命は、国家の存続を条件に、自立できるかできないかという基準に則ってのみ肯定され、あるいは否定される。

自立能力を持つもの、要は生産性のある者だけが自由を享受する権利を持ち、そうでないものに対しては抑圧や暴力が正当化される。優生学者の定義する「低価値者」は、抹消的優生学の対象となり、それがヒトラーの出現を、ある時期正当化する理由ともなっていった。

(…で、突然の思い出し。日本版ヒトラーの現東京都知事、「府中療育センター」での重度障害者を視察後、「ああいう人ってのは人格あるのかね。経済性ってことだけに触れないと思うけど、やっぱり永久に採算合わないだろうし、安楽死とか考える人もいるだろうね」と。そんな人物を批判するでもなく受け入れる東京都民って?)

蜂といえども生きる「権利」、人間によって生死が決定づけられることに対し、どうにも違和感がぬぐえない。自らの手で命に価値をつけ、選別したことへの後ろめたさからなのか。

あらゆる生き物に対し、その存在を否定することなく、また否定による暴力への転化に加担することなく生きていきたいと思うのだけれど、生きるため、生きてゆくためには、何らかの命の犠牲の上に立つという大前提は、到底覆せないか。

蜂を駆除しただけでそんなことを思うなんて、ちょっとオーバーかしら。

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写真:(上)優生学で言えば、自力では十分にごはんを食べることができないムメちゃんは、たぶん淘汰の対象。けれど飼い主にとってのムメちゃんは、側にいてくれるだけで十分にその存在価値がある。いつまでも元気で長生きしてね。(左)ラベンダーは、昨日も今日も変わりなく・・・。


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鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。

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樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

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桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

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亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

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真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

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美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

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奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。

明美 にゃ三郎 小牧
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里音
里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

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寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎
福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。

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