終戦記念日(番外編)
2007年08月15日(水)
終戦記念日。戦争終結を告げる玉音放送、日本が負けたという悔しさ、「臣民」として忠誠を果たしきれなかった申し訳なさ、だから首を深くうな垂れ、ひざまづき、涙をこぼし、誰も彼もが今にもくず折れそうな姿でラジオの前。
しばしば写真で見せられていたこの光景、それが摩訶不思議に思えて仕方がなかったのは、母親から、玉音放送を聞いて、これで戦争がやっと終わったと、嬉しくて嬉しくて、飛び跳ねて喜んだのよ、としょっちゅう聞かされていたからなのか。みんながどうして泣いているのか、さっぱりわからなかったわ、と。
父親は体が丈夫ではなかったので乙種合格、兵隊にいっても役には立たない身だったらしく、お陰で戦地には赴くことなく、だから戦死の心配はなかったが、命が危ぶまれるほどの言論統制。仕事の関係で、父の留守の間にしょっちゅう特高がやってきて、思想的に怪しい本を隠しているのではないかと、押入れから屋根裏、家の隅々まで調べられ、それはそれは怖かったと母。
それでも気丈だったから、見つかったらそれまでと腹を括り、持ってゆくなら持ってゆけ、連れてゆくなら連れてゆけと(内心震えながらだったのだろうが)、どこまでも強気の素振り。その癖、戦争中にしょっちゅう家に泥棒が入ったと、それだけはいつまでも怖がり、老いて後も寝言は「ドロボー、ドロボー」と。
戦争が「人殺し」の別称であることは言わずとしれたこと。それを、何を好んで為政者、戦争のできる国にしたいのかわからないが、「マダム寿司」などという、わけのわからない女性を防衛の頂点に置き、このお方、戦争に行く前の晩には赤い腰巻、当日は迷彩服に身を固め、その日の夕方には死装束、3度のお召し代えでも見せて下さるというのか。
それとも明日は戦闘機、あさっては軍艦、あたしはちょいワルのお爺さんが好みだけれど、若い男の子を乗せて、あの島、この島に行ってもらってちょうだいねと、冷房の効いた部屋で、にっこり笑って指図でもするつもりなのか。
太平洋戦争が終わって、人で言えば還暦と少し、小さい頃に受けた火傷の傷跡も、まだかろうじて残っているぐらいの歳月。だから、熱い熱湯を被った痛みを、まだまだ思い出すことだってできるはずなのに、そんなこと、すっかり忘れたのか、忘れたふりなのか、明日にでも参戦できる態勢づくり。
暴力は暴力をもって鎮圧することができるなどと、それは妄想。核は核をもって制することができるなど、ひたすら死への想像力の欠如。
太平洋戦争での犠牲者数は諸説あるようだが、軍人・民間人を合わせて、日本で約300万人、他国の軍人・民間人を合わせると数千万人(7000万人とか8000万人とか)にもおよぶと言う。戦争という愚かな行為を繰り返すことなど、決して許されないという思い、それは、平和な世の到来のために「人柱」となられた、これほどに多くの罪なき方々の命、流れ落ちた涙、血の雫を思えばこそ。
写真:(上)平和の白い猫・・・?(左)ストップ・ザ・戦争!
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プロフィール
鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。
Cast

樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。
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コメント一覧(2)
私の母が終戦後に生まれたんですが、よく祖母との
苦労話を聞かされます。
だけど母自身戦争を経験したわけではないんですよね・・・
私なんて戦争の”せの字”すら遠いことです。
最近やっと自分が生まれた時代がどんなに幸せだったかと
思うようになりました。
アメリカでは原爆投下したことは戦争を終わらせるために
いいことだった、なんて教科書にまで書かれて教育している
そうですが、それって???ですよね。
でも反面じゃぁどうやったら戦争を終わらせることができたのか、
それも私には分かりません。
暴力でもって強制的に終わらせた戦争ですが。。。
月並みな言葉ですが、日本って本当に平和ですよねー
実感する日々です。
それにしても毎日暑くて暑くて。。。
ジュリママさんもご自愛くださいね。
やまだのママ | 2007年08月16日 07:43
やまだのママさん
平和がなによりですよね。
でも、平和を維持するのは案外難しいことのように思います。
油断をすれば、戦争のできる国、戦争をしている国に
いつの間にかなっていた・・・などということもあり得るでしょう。
そうならないためには、いつも冷静に社会を見つめ、
決して多くの意見に巻き込まれていかないという姿勢が
大切なのかもわかりませんね。
あああああ・・・ほんとうに暑くて暑くて・・・。
猫たちもぐったりしています。
毛皮、夏は脱げるといいのにネ^^
ジュリママ | 2007年08月16日 19:32