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天は二物を与えず

2007年06月07日(木)

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ジュリの目は大きくて利発そう。顔だけ見ている分には嘘偽りなく美猫なのだが、残念なことに、しっぽが短くてチンチクリンなこと、それになんとなくずんぐりむっくりしていて、だから総合点となるとかなり怪しい。まあ容姿なんていうのは授かりもの、しかも美しさの基準なんて所詮主観、どうとでも変わる。妬み嫉みじゃないけれど、それが証拠に今年のミス・ユニバースの日本代表、美しいとは言いがたいし華もない。それでも世界一。

ジュリの場合は美貌よりも、むしろ悲しいのはその体型が災いしての運動音痴、俗にいうところの「運痴」。我が家の猫に‘すばしこい’なんていう形容詞がつく猫など見当たらないが、それでも、チリンンやココはス~ッとした体型どおり、動作がスマートで器用、大きなドジを踏むとことなど滅多にない。

それがジュリときたひには、ほんの40センチほどの高さしかないソファにも飛び乗れず、目の前で転落する。当然、1メートル以上あるカウンターに登り損ねることなんてしょっちゅうで、フワッと舞い上がったと思った次の瞬間には、ボトッという鈍い音がして床の上。あっ、落ちた!と言うと、わざと降りたのよと言わんばかりに、知らんぷりして毛づくろいを始める。

もっともこの運痴、ジュリばかりではなく、きのうはムメちゃん。カウンターのこちら側で炊事をしていると、向こうから飛び乗る気配、それっ、とジャンプしたと思った途端、視界からスッと消えた。ジュリほどの体重はないから、落ちる時は音無し。用事があったから登ろうとしたのだろうに、それきり姿を見せないから、どうしたのかと探しに行くと、廊下のヒンヤリボードの上でフテ寝をしていた。

それにしてもわからないのが、猫の得意技らしき‘シラバクレ’。これは猫の七不思議、頑なに自分の失敗を認めたがらないのはどうしたものか。落ちちゃった・・・と恥ずかしそうに擦り寄ってくればかわいいものを、最初からそんな気はなかったとばかりの態度、それどころか、なんで笑うのよとふくれる。こちらもふくれ面見たさに、落ちた、落ちたと指差してオーバーに笑うから、なおさら素直になれないでいるのか。

もっとも運痴は親の遺伝、猫を笑ってばかりもいられない。血はつながっていなくても、血より濃い親の愛。子供の頃、体が小さくて運動が苦手だったという、パパのDNAを 確実に引き継いでいるのだもの。

そういえば小学校の頃、クラスに数人そんな男の子がいて、女の子に人気がなかったけれど、ママはむしろそんな男の子とのほうが仲が良かった。小さい頃からマッチョで運動神経抜群という男の子が苦手だったのだ。世の中うまくできたもので、だから、運痴の人とのめぐりあいはまさに赤い糸、蓼食う虫も好き好きの典型。まあ、こんなことはどうでもいい余計な話だけれど。

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写真:(上)ジュリはミスユニバースの水着予選ばっちり。ビキニの水着初公開。(左)ムメちゃん、ゴミ箱に入ることぐらいならできるんだけど。


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ジュリママと猫たちを乗せて走る鈍行列車のちゅうちゅうとれいん。車窓から見える風景を、気ままに書き綴るブログです。あけみちゃんの絵日記、『あけみ参上つかまちゅりーっ!』もどうぞよろしく。どちらもボチボチの更新ですが、末永くおつきあい頂ければ嬉しく思います。

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