Adieu!・・・ ロミちゃん
2007年12月24日(月)
外猫のロミちゃんがついさっき、天に登っていってしまった。お隣の娘さんが「猫ちゃんが道路に倒れていますよ」と教えてくだったのが1時ごろ。保護するためにバスタオルでくるもうとしたのだけれど、家猫と違って「腐っても野生」。人間なら危篤状態だろうに、もの凄い勢いで逃げだし、側溝に潜りこんでしまった。
溝といってもそこに水が流れていることはなく、普段は外猫たちの恰好の遊び場所。ところが今日に限って、ご近所さんが車を洗っていて水だらけ。あの体で水に浸かったらひとたまりもない。まず助からないだろうとは思ったけれど、手のほどこしようがなく、仕方なく家に戻った。
それから30分ぐらいすると、今度は猫仲間のご近所さんが「猫が道路に倒れているけど、お宅の子じゃない?」と。溝からはなんとか這い出したものの、そのまま倒れこんでしまったらしい。何事が起きたのかと向こう3軒覗きにきて、「かわいそうに…」と言ってくださる。中には、毛布を持ってきてくださる方まで。
野垂れ死にだけはさせたくなかったから、ケージを持ち出し、必死でその中に入れたけれどすでに虫の息。名前を呼べば耳だけは反応していたものの、それから2時間ほどしかもたなかった。
脇腹にすごい傷ができたのは今年の8月ごろ。かつて飼っていた子の乳腺腫瘍末期の症状にあまりにも似ていたから、乳腺腫瘍ではないけれど、たぶんいずれかの内臓にできた腫瘍が自壊したのだと思っていた。そんな、いかにも悪党ヅラをした深い傷だった。
病院に連れていける子ではなかったから、デジカメで患部を撮影して獣医さんに見せたところ、外傷が細菌感染によって悪化したか、あるいはリンパ腫などの悪性腫瘍が自壊したものだろうという診断。
内心、効果など期待できまいと思いつつ、ひとまず抗生物質を飲ませたものの、案の定、一向に良くなる気配はなく、日に日に状態は悪化していった。年を越すのは無理かもしれないと、密かに覚悟してはいたけれど、まさかこんなにも突然、お別れをしなければならなくなるとは思ってもいなかった。
チーズが大好きで、一昨日も喜んで食べていたし、昨日の朝はいつもと変わらず、焼いたまぐろをたくさん食べていたというのに。田吾ちゃんを撫ぜていたら、自分も撫ぜて欲しくて摺り寄ってきたのもつい昨日の話。
9年と半年。外猫としては長生きだったとは思うし、お腹を空かしていたこともなく、一応暖かい小屋もあった。だからそれなりに幸せだったとは思うけれど、それでもやっぱり外猫の暮らしは過酷。家の中で飼ってあげたかったとつくづく思う。ぬくぬくと家猫を謳歌しているジュリと同じ年だと思えばなおさら。
せめて生あるかぎり幸せであって欲しいと、精一杯可愛がったつもりではあるけれど、懸命に生きたロミちゃん、我が家の外猫暮らしを幸せだと思っていてくれたかしら。幸せだったよね、きっと、ね、そう思いたい。クリスマスイヴに天に召されたロミちゃん、あなたのことは決して忘れないからね。
写真:(上)11月ごろのロミちゃん。玄関のドアの前でごはん待ち。(左)ロミちゃんの妹(姉?)。この子は9年間、怪我ひとつ病気ひとつせず元気に暮らしている。
冬バージョン
2008年11月22日(土)
急に寒くなってきたので、大慌てでお外の子たちの小屋を「冬バージョン・その1」に模様替えした。小屋にダンボール箱を2重にして入れ、布団を何重にも敷き、着なくなったふかふかめのセーターをその上に乗せてできあがり。猫はとかく「親の心子知らず」・・・入ってくれるといいのだけれど。
家のない子たちはどうやってこの冬を乗り切るのだろう。そんな子たちのことを思うと、切ない気持ちでいっぱいになってしまう。非力だなあ・・・人間って。猫一匹助けてあげられないんだもの。
写真(上):ジュリちゃんは、寒くなるといろいろなものに潜って暖を取ります。
写真(下):あけみもムメちゃんもまん丸。
捕まえた!
2009年04月08日(水)
春、人間は桜の花に浮かれ、猫たちは恋に浮かれる季節。外の猫たちもそわそわとしていて落ち着かない。と言っても外猫のタゴちゃんは去勢、クウちゃんは避妊手術をしているから、どこかに異性を探しにいく気配もなく庭でのんびり。騒いでいるのは、どこからやってくるのか、毎日のように姿をみせる巨大な雄猫2匹。
そのうちの一匹が、ここ一週間ほど前から、見かけないシャム猫もどきの雌猫を追いかけまわしている。またしても猫か…。いくら猫が好きでも「芋粥」の世界、もういい加減うんざりしているけれど、このまま放置しておけば早晩お腹が膨らみ、子猫が誕生するのは目に見えている。どこの猫かもわからないけれど、とにかく保護することにした。もしかすると他人の飼い猫、勝手にお腹を切ってしまうわけだから器物破損?獣医さんいわく、お金を出して手術をしてくれるんだもの、誰も文句なんて言ってきませんよ。
それにしても、この子でいったい何匹目になるだろう、今の家に引っ越してきてから、何匹手術をしただろう。毎年1匹は手術をしているような感じ。いったいどこからこんなに猫が湧きだしてくるのかと思っていたら、ご近所の猫仲間の奥様がつい先日、こんな情報をくださった。
私の家は里山のてっぺんに建っていて、下には農家があるのだが、そこが猫の供給源なのだという。その家の周りには猫がいっぱいいるらしい。昨年、大きなお腹を抱えて突然現れた雌猫。保護して避妊手術を受けさせたが、その子も農家の家の子だったらしく、あら、その模様の子なら下の農家にいるわよ、ですって(ものすごく特徴のある模様)。その農家、猫が増えすぎると、保健所にまとめて持っていくのだという。手術さえしておけばそんな惨いことをしなくてもいいのにと思うけれど、そのあたりの考え方、農家とはちょっとした温度差がある。
今回保護した子も農家の子なのかもわからない。それでも、これ以上不用意に猫を増やせば、猫にとってはもちろんのこと、糞だ鳴き声だとやいのやいの騒ぐ人間も不幸。見過ごすわけにはいかない。子猫さえ産まなければさほど疎まれることもないだろうし、子猫も歓迎されない生を受けて、不幸の中に身を沈めることもない。
やれやれと言ったところだが、幸いにして、今回の避妊手術代は夫と2人分の定額給付金。税金の還付としか思えない現金給付、受け取るのも癪だが、受け取らないのもまた癪。受け取るだけ受け取ってどこかに寄付し、自民党には投票しない、それが一番ネ、なんて話していたところだったので、動物愛護に使うというは上々の出来かな?
どこに行ってたの?
2009年07月15日(水)
日曜日の朝から外猫タゴちゃんの姿が見えない。朝は必ず猫小屋の屋根の上か、庭の片隅に置いてあるベンチの上にいて、玄関のドアをあけると鳴きながら飛んでくるのに、ここ3日間はシラっとした空気が庭を覆いつくしていて、まあその寂しいことといったらない。これまでの2年間、姿が見えなかったのは一日だけだったからコトのほか。
仕事にも熱中できないし、買い物に行っても気もそぞろ。家出する理由なんてどこにもないのに、いったいどこに行っちゃったのかしら。近くに大きな道路はないけれど、いつも道端でのんびり仰向けになったりしているから、暗闇で事故にでもあったのかしらとか、毒でも食べちゃったのかしらとか、物置にでも入り込んで、出られなくなっているのかもしれないとか。
私以外、誰も触れない子だから大丈夫だとは思うけれど、飼い主のふりをして、よそ様の猫を保健所に連れていくなんていう輩もいるそうだから、明日保健所に電話をしてみようかなあ。でも、手遅れだったなんてことになったら、絶対に立ち直れなくなってしまうだろうし。
というわけでここ3日、朝の3時、4時に目が覚めては悶々。で、4日目の今朝も3時に目が覚めて眠れない。頭の上で寝ている奈々を撫ぜてみたり、横に寝ている寿々を撫ぜてみたり。猫のα波恐るべし、いつのまにか眠ってしまったらしく、タゴちゃんが帰ってきたと大喜びしている夢を見て目が覚めた。ものすごくリアルだったので正夢かもしれないと、まだ5時前だというのに飛び起きて庭に出てみると…いたいた!
お馬鹿さんねえ、タゴちゃんったら、心配しちゃったじゃない。そう言いながら、これ食べる?こっち食べる?と缶詰の大盤振る舞い。どうやら猫と喧嘩したらしく、下半身泥まみれ。去勢をしてあるから弱虫、大きな猫にでも転がされ、怖くて出てこられなかったのだろう。ブラシをかけてあげながらの小一時間、いい子ねえいい子ねえの連発。
三重県亀山市みどり町の猫の運命やいかに?
2011年10月12日(水)
三重県亀山市みどり町。googleの航空写真で見るとどこにでもある住宅団地ふう。この町の自治会でこんな回覧板が回されたそうだ。
「みどり町連合自治会会員各位殿 みどり町連合自治会会長 浜○清○
みどり町連合自治会として 「野良猫」の捕獲を実施いたします
捕獲した「野良猫」は鈴鹿保健所に持っていき収容いたします
期間10月11日~11月30日間で 実施します
※飼い猫がいなくなった時は 保健所と警察に連絡してください
※鈴鹿保健所 059-382-8674
※亀山警察署 059-582-0110
自前で捕獲器を持っておられる方は「野良猫」の捕獲に協力ください
連絡先 059-82-○○○○ 浜○まで連絡ください。」
さらに自治会内ではこんな回文も出回っているとか。
「近隣住民に迷惑を掛ける飼いかたをしている飼い主は、動物愛護管理法7条に違反をしてます。飼い主が所有物権を行使しようとしても、権利の濫用とみたされば所有権を行使することはできません。また、管理不行き届きの猫が近隣 住民へ害をおよぼせば民法718条により飼い主が賠償する義務があります。外飼い猫や野良猫の被害を無くすためには駆除しかありません。虐待法には 触れません。合法的に害獣駆除しましょう。捕獲器で捕まえ保健所へ持ち込むのが一番確実です。自宅の敷地内に毒餌を 置くのも効果的です。ともかく猫は容赦なく駆除するに限ります。」
庭にウンチして臭いしぃ、猫って迷惑だよねえ。いっそ猫を皆殺しにしちゃえばいいんじゃない?・・・てことらしいが、人間ってかくも知恵のない、残酷な生き物だったとはね(いまさらわかったことでもないけれど)。「犬も猫も見たくないなら戦争をしている国に行けばよい。犬一匹、猫一匹いない」と。これ、誰が書いたのか忘れたが、確か戦場を取材しているジャーナリストの言葉だったと思う。福島であれだけ多くの方達が犠牲になられ、自然の前では人間などほんとうに無力であることを実感したはずなのに、それでも自然界の支配者である錯覚を捨てきれず、なおも傲慢に人間だけが生き延びる社会を目指している人たちがいるらしい。そういう錯覚って、いったいどこから生まれてくるのだろう。
その後の経過を見ると動物愛護団体が動き、捕獲された猫たちは愛護団体が保護することになったようだが(愛護団体の名前を公表しない市の行動を不審とする向きも)、こうした回覧板がまわってきた時、誰一人として反対の声をあげなかったのだろうか。不思議でならない。私は、自治会で捕獲器を貸し出すという回覧板がまわってきた時にはとにかく動き回った。どう共存してゆけるか、どう共生してゆくべきか、各地で行われている地域猫活動の資料を手に自治会長の家に行き、電話をかけ続けた。地域住民の意見を調整している時間的余裕などなかったから、持ち前の「天動説」、自分の意見は正しいと思って動くしかなかった。
(自称)人権派を名乗る自治会長にとって、この地球上、生きる権利が認められるのは人間だけだったようで、理解をしてもらうには至らなかったが、とにもかくにも猫の捕獲阻止は成功し、今では去勢・避妊の効果もあがってきて猫がずいぶん少なくなり、苦情も聞かれなくなった。猫の姿の見えない町、塀の上で香箱を組んでまどろむ猫一匹いない町、それが清潔で健全な町の姿だとはまったく思わないけれど。
抗議は以下へ
三重県亀山市役所<秘書課>
電話・0595-84-5022
FAX・0595-82-9685
kouhouhisyo@city.kameyama.mie.jp
亀山市「市長への手紙」
http://www.city.kameyama.mie.jp/mayor/mail.html
三重県「意見送り先」
https://www1.pref.mie.lg.jp/s_form/o_teian.htm
鈴鹿保健所
電話:059-382-8674(代表)
ファックス:059-382-7958E-mail:zhoken@pref.mie.jp
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写真:明美のお尻でごめんなさい。こういう記事を書くと、猫嫌いの身になれとか、迷惑している人の身になれとかなんとかっていう「通りすがり」なんていう、庭にウンチしてゆくノラ猫さんみたいなHNのコメントが入るけれど、共存・共生の道を探ろうとしない方のコメントは一切承認しないので、無駄なことはやめてネ。by明美の母
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プロフィール
鈍行列車の「ちゅうちゅうとれいん」はいつも満員(ふ~っ…)!時々燃料切れを起こして更新が滞ることがありますが、どうぞ末永くおつきあいくださいネ。姉妹編の「あけみ参上つかまちゅり~」もよろしくお願い致します。
Cast

樹里絵(jyurie):1998年生まれ。マイペースで世話が焼けません。性格温厚で超パパっ子。

桃之輔(momonosuke):1999年生まれ。甘えっ子ですが、ものすごく臆病で、ほとんど一日中、布団の中に隠れています。

亜依子(aiko):2000年生まれ。自己主張が強くて偏屈ですが、そこがまた可愛いいんだなあ。超ママっ子です。

真美(mami):2005年生まれ。外見はタヌキそのもの、性格は犬そのものです。才気煥発で気性が激しい。

美意子(miiko):2005年生まれ? 歯を見ると6、7歳…本当は何歳だろう?一日中、文句たらたら言っています。

奈々(nana):2001年生まれ。ようやくノラっぽさもなくなり、明るい陽気な子になりました。
明美(akemi)にゃ三郎(nyasaburou)、小牧(komaki):2007年生まれ。仲良し3兄弟。毎日楽しそうに暮らしています。

里音(satone):2009年8月保護。どんな生い立ちでどんなニャン生を過ごしてきたのか、それは謎です。未来を生きる猫!

寿々(suzu):1994年12月~2010年3月12日。パパの仕事部屋に入れた唯一の子。人の気持ちがよくわかる、とてもとても頭の良い子でした。

福太郎(fukutarou):1997年4月~2008年3月20日。陽気で甘えっ子。抱っこされるのが大好きでした。お母さん代わりだった寿々との再会、「欣喜猫躍」していることでしょう。
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